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CMを独断と偏見で読み解く Vol.01 SoftBank

CMを独断と偏見で読み解く Vol.01 SoftBank

こんばんは!

今回はCMを独断と偏見で読み解く、非常に自分勝手なコーナーとなっております。

 

みなさんこのCMはご覧になったことありますか?

僕はこのCMを見た時、広告としての素晴らしさに驚愕しました。

SoftBank SUPER STUDENT

今回はこちらのCMを独断と偏見で読み解いていきたいと思います。

 

 

ターゲットを絞ることで効果を強める

広告というのは目的を持って作られます。

その上で、ターゲットを定めることは初期設計において非常に重要なポイントとなります。例えば、洗剤の広告なら主婦にターゲットを絞り、主婦ウケの良い手法を取り入れますし、健康食品であれば比較的高齢者へ向けた手法がとられます。ターゲットを絞ることは、フォントの選別ひとつから、色合いやキャスティング、話し方や言葉遣いなど、広告作品全体の指針を決めることに繋がります。

 

まずは、このSUPER STUDENTを「ターゲット」という観点から読み解いてみましょう。

 

ターゲットはもちろん学生

SUPER STUDENTというくらいですから、ターゲットはもちろん学生となります。学生といっても小学生・中学生・高校生・大学生と幅広いうえに、男子学生と女子学生の好みにはかなりの違いがありますよね。実は「学生ターゲット」と一括りにしてしまうとなかなか難しいターゲットになってきます。

このCMは恐らく高校生を軸に、高校生>中学生>大学生>小学生に向けた広告なのかなと思います。

 

キャスティング

まずはCMにおいて重要となってくるポイントのひとつにキャスティングが挙げられます。

このCMはキャスティングにおいても注目すべき点がたくさん。

まずはいま若手女優で断トツ勢いのある広瀬すずを主役に、若者の支持層が厚い歌手の大原櫻子をサブに添えています。そして、楽曲にはジャスティンビーバーの「What Do You Mean?」が使用されており、本人も出演しています。ジャスティンビーバーは一声でピコ太郎を一躍スターに押し上げるほど、世界的な若者人気を獲得している人物ですよね。

 

若者に人気のある女優・女性歌手・海外男性アーティストを出演させており、男子女子問わず広い学生が受け入れやすいキャスティングとなっています。また、最後にお父さん犬が登場するだけでSoftBankだと認識させることが出来る強いキャラクターを持っているのも活きています。

 

色合いなどのテイスト

本来であればSoftBankのCMですから、基本的に白や灰色を基調としたものとなるのですが、今回は青と赤がメインカラーとして使用されています。

こちらのビジュアルがCMやポスターなどで共通して使用されているのですが、この「S」は学生ひとりひとりを表しており、赤が女子生徒、青が男子生徒を指していると考えられます。フォントを含め、若い感性へ訴えかけるテイストに仕上がっています。

 

エキストラの服装はもちろんですが、主役の広瀬すずを際立たせるため、背景はほぼ茶系と緑系の色合いのみで統一されており、空はほとんど画面に映らないうえに青空でもない。

 

青と赤という強めの色を押し出すことで、印象に残るよう操作されており、これは後記しますがCM後の発展を見越していると考えられます。

 

ストーリーや世界観

ストーリーというストーリーはありませんが、「学祭」と「部活動」を混合させた世界観をつくっていますよね。

この世界観を採用した理由として考えられるのは以下の通りです。

 

① 学生にとって楽しいと感じる空間やイベントと連動させ、印象を良くする

② さまざまな部活動を登場させることで、画面内に無意識下で自己投影のできるキャラクターを用意するため

③ 先ほど紹介した「S」の連なるグラフィックイメージと連動させるため

④ 将来の夢に繋がるようなモチーフも取り入れられており、前向きな印象を与える

 

このように、学生をターゲットとするうえで有利となる世界観であることが分かります。

 

エキストラ 一人一人まで構成された優れた映像手法

 

この動画を見て、感銘した1番の理由はこの映像手法です。

昔からよくある手法ではありますが、非常に考え込まれた60秒に仕上がっています。

 

背景が止まることがない

この動画を見て、誰でも感じることは常に背景で色々な学生が活動していて止まることが有りません。

見ていて楽しく、カメラワークも上下左右と動くため、自然と目が動画にいってしまい、気がつくと60秒が経っていませんか?

でもこれ、ただ人に動いてもらうだけだとただの駄作に成り下がってしまう、とても難しい手法なんです。

 

もう一度動画を見てもらうと分かるかと思うのですが、背景は動きながらも目線は基本的に広瀬すずを中心に捉えているはずです。ただ人を動かすだけだと目線がバラバラになってしまい、まとまりのない作品になってしまいますが、このCMのすごいところは、ここまでゴチャゴチャしているにも関わらず視線のまとまりを持った映像に仕上がっているところです。

 

かの黒沢明監督も、被写体が静止したり動きの少ないシーンでは背景に風や火など動きのある自然を取り入れるなど、多くのカットの中で視線を留める手法をとっています。

 

エキストラの顔と体が正面を向かない

この動画ではたくさんの学生が背景で活動していますが、基本的に正面を向いている学生は少なく、正面を向いたとしても一連の動きの中で一瞬だけだっりします。

人はただの壁や物と比べて人間の顔を目で捉えてしまう習性があり、特に正面の顔は目に入りやすいです。

ですので、エキストラのほとんどが横顔か後ろ姿で構成されており、正面を向いている学生には何かしら意味のあるアクション(モデルにメイクしていたり、2人で自撮り写メを撮っていたり、広瀬すずから本を受け取るなど)を持たせており、逆に広瀬すずは基本的に正面を向いており、正面以外を向く際はその視線の先に見せたいアクションが用意されており、視聴者の視線誘導を行っています。

 

また、映像全体で1番強い色彩は「青」ですよね。で、もうひとつのメインカラーである「赤」はネクタイに使用されており、全体の色彩が青で占められている中で1番赤は目をひく色となります。エキストラの体が横や後ろを向くことでネクタイが隠れ、ネクタイが露出しているのはほぼ広瀬すずのみとなりますし、ジャスティンビーバーの服も赤が使用されており、自然と視線が向くように設計されています。

上記ふたつの理由から、自然と広瀬すずに目線が向きやすくなり、視線がまとまり、ゴチャゴチャしつつも見ていて疲れずらい映像に仕上がっています。

 

 

まとめ!

CMは短い映像ですが、その中には様々な思惑やコンセプトが詰め込まれています。

さすがにここまでコンセプトワークがきちんと設計された作品ばかりではありませんが、適当になんとなく作っている作品なんてひとつもありません。

物を売りたい、サービスを宣伝したいと考えた時に、「こんな商品ですよ!どうですか!」と言うだけでなく、誰へ向けたサービスなのか、どのように感じてほしいのか等、何を1番伝えたいのかなど、細かい部分を大切に作り込むとより効果的な宣伝へ繋がるかもしれません。

 

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そうたん

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僕は貝澤です。 コンビニのアルバイトやDEEPな夜のデザイナーを経てwebデザイナーになりました。 好きなことは競馬と麻雀とスロットとパチンコと酒とタバコとジャム作りです。

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