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【役員インタビュー】「120%で挑み続ける」——横山が語るWEB業界で活躍するためのマインドセット

ご覧いただきありがとうございます!広報のノムラです。
今回は、monomodeの専務取締役を勤める横山さんにインタビューを行いました。

アパレル業界からWEB業界へ転身し、未経験からディレクターとして経験を積んだ横山さん。現在は役員として会社を牽引しながら、これまでの経験を活かしてメンバーの成長を支えています。
そんな横山さんがどのようなキャリアを歩み、どんな考えを大切にしているのか。monomodeで働くことのリアルな姿を感じていただければと思います。
それでは、インタビューの内容をぜひお楽しみください!

 

横山 雄哉 プロフィール

 

 

monomodeに辿り着くまでのお話

横山さんはmonomodeに入られる前はどんなお仕事をされていたんですか?

横山:大学を卒業して、地元新潟の服飾関係の会社へ入社しました。
フランチャイズを主に全国展開している、従業員数が4〜500名程度の規模の大きめの会社だったんですが、最初の配属先は、高級腕時計や服飾雑貨を専門で扱う店舗になりました。
当時、地元にそういった店舗が2店舗あったんですが、自分が配属されたのは主に高価格帯の商品を取り扱うような、割と富裕層向けの店舗だったんですよね。100万円を超える商品なんてごまんとあって、1000万円オーバーの腕時計も置いていたり…
入社前に一度来店してみたのですが、その敷居の高さに驚愕しましたね。
入口の扉を開けるのも躊躇するくらいでした。

その前職では苦労されたことはありますか?

横山:最初は、販売するのにとにかく苦労していた記憶があります。
元々声が低いタイプだし、テンションにメリハリがなくて当時の上司や先輩からしばしば指導されていました。言葉遣いや姿勢や所作、身だしなみなど割と細かく指導いただいていたなぁと。
あと、同期の女性スタッフは入社後すぐに売れ始めて、徐々に売上の差が開いていったので、焦りと同時にすごく悔しい思いをしたのも覚えてます。

その後、地獄の接客研修を経て、自分の接客が徐々に矯正されていくわけなんですが、ここらへんから自分の殻を破り始める、というかコツを掴みだすんですよね。

当時のスタッフの中には、時計のことを知り尽くしている時計オタクみたいな人もいれば、教科書通りに丁寧に接客できるプロフェッショナルもいたり、年配男性の心を掴むおじさんキラーのようなスタッフもいたりと様々で。
自分がこの人たちよりも販売できるようになるためには、お客様が自分から買いたいと思ってもらうためにはどうしたら良いのかを考えたときに当たり前なことですが、お客様の想いに共感することにフォーカスして接客するよう意識しました。
意図的にというよりも、自然と意識するようになったというのが正しいかと思います。

向上心が素晴らしいですね…!

横山:買うのはもちろん人間なので、購入するときにその人の「想い」が乗っかるんですよね。もちろんファッションアイテムとして購入される方もいらっしゃいますが、例えば、婚約時計としてとか、自分の50歳の記念にとか、中には、震災の被害に遭われて辛い経験を乗り越えたから、というお客様もいらっしゃいましたね。

文字通り時を刻むものなので、その人の人生と腕時計が重なるように接するというか。
その人の「想い」を引き出すためには、距離を詰めたり心を開いてもらうことが前提なのですが、その先は接客のテクニックみたいな話になってしまって長くなるので割愛します(笑)
その後、順調に売上が取れるようになり、最終的には新店舗の立ち上げを任されるようになりました。

 

 

 

未経験からWEB業界に入ることを決断

アパレル業界で活躍されていた横山さんがどうしてWEB業界へ進まれたんですか?

横山:ひょんな理由で新潟から札幌へ来ることになるわけですが、前職のときからWEB業界は気になっていたんですよね。そもそも機械に強くて、一般人よりもハードやネット周りの知識もあったので、前職で、PCやらPOSやら新規セットアップやらで困ったときにグループの各店舗に呼ばれていたほどでした。

また、自分が会社に時計専門のECサイトの立ち上げを提案したのが通って、新規でECサイトを作ることになるんですが、その立ち上げや運営業務もちょこちょこ手伝うことになりました。商品撮影からレタッチ、ECへの商品登録の業務など。
あとはそもそも接客をしていたので、WEBディレクターでもある程度通用する部分があるんじゃないかなと思って、WEBディレクターとして転身することを決意した感じですね。

多くのWEBに関わる企業がある中でmonomodeを選んだ理由は何だったのでしょうか?

横山:元々、大学時代にファッション系のフリーペーパーを作る東京のインカレに入っていて、クリエイティブに対しての興味は他の人よりもある方だったと思います。なので、企業選びとしてクリエイティブに強い会社を選びたいと思っていました。

採用媒体やエージェントには頼らずに、自分で企業選びをしたい思っていたのでとにかくネット検索していましたね。「札幌でWEB制作に強い会社5選」みたいなまとめ記事を見て、monomodeのことを初めて知るんですが、サイトを見たときに直感的に「働くならここだ」という確信がありました。シンパシーというか。

なので、他の会社に応募もせず、monomode一本で応募しました。落ちたらどうしようとかもあまり深く考えていませんでしたね。職業訓練校に行く選択肢もあったのですが、自分の中では「習うより慣れろ」派だったので、仕事しながら無理やりでも覚えていきたいと。
イバラの道でしたが、頑張らなきゃいけない覚悟はあったので、未経験でも飛び込めればその後はいかようにもなるかなと思っていました。

応募に向けて何か準備しましたか?

横山:意外とこういった場面では慎重なタイプなので、企業研究はしっかりやりましたね。
会社の理念ビジョンや制作実績、所属しているメンバーの情報、書かれている記事など隅々まで見ました。
今思うと、「ここに所属したい」という気持ちより、会社を引っ張っていきたい、成長させていきたいという謎の考えがありましたね。業界未経験なのに(笑)

そもそも型にはまった歯車的な働き方は自分の性に合わないのと、当時の会社の人数も少なくベンチャー感が強かったので、自然とそういう心持ちになっていたかもしれません。
その後、無事採用いただき、念願のWEBディレクターに転身することとなりました。
入社後に改めて知ることになるんですが、自分が入社することへの反対の声も出ていたようでした。そのときのディレクターの人数も2名しかおらず、次に入る人が使い物にならなかったら、周りの負担かかるのもそうですが、会社の業績に大きく影響してしまうので。
そこから未経験者を採用するのはだいぶリスキーだよなと。
先輩ディレクターに対して、引けを取らないように負けじとがんばろうと決意しましたね。
改めて、採用いただいて感謝です。

 

 

 

多くの努力を重ねて進んできたこれまで

monomode入社後に苦労した事はありますか?

横山:入社直後に、先輩ディレクターの打ち合わせに同席させてもらうことになるのですが、今までの知識や経験は全く通用しない、ということを思い知らされます。
まず、同じ日本人かと疑うほど、何を喋っているかわからなかったんです。
たまたま広告代理店の方との打ち合わせだったということもあり、業界用語が飛び交いまくっていて、ついていくのがやっとな感じでした。自分から喋ることは到底できず、ただ相槌打つ程度だったと思います。元々接客経験があるから、ディレクターもなんとかなるだろうと高を括っていましたが、実際にお客様と対面して、自分のレベルの低さを痛感させられました。

自分が今まで接客員時代に積み上げてきたものがリセットされた感覚があったのもそうですが、そもそも、お客様のためになっていなかったので、自分の無力さにだいぶショックを受けましたね。知識を付ける他なかったので、とにかく勉強しました。

例えばどんなことを?

横山:本を読んだり、Webサイトで情報収集したりはもちろんしてましたが、自学することにそこまで抵抗がなかったので、めちゃくちゃアナログですが、ノートに書き留める形で手を動かして必死に覚えてました。PCにメモってても記憶に残らなかったので。
ノートもすぐに埋まっちゃうほどで書きまくってましたね。
あと、とにかく分からないことはすぐ調べるという癖付けはしてました。それをノートに書き留めての繰り返しです。

また、当時の上司からロープレをしてもらったり、Webに関するクイズを一問一答でだしてもらったり。打ち合わせに行くまでの道中、車の中でもずっとやってもらってました。
ありがたいことに当時から周りの人にだいぶ助けてもらっていたなと。

その後、割とすぐに1人だけでプロジェクト対応をし始めるのですが、リテラシーの高いお客様の知識量に勝てずに「本当にちゃんと分かってますか?」と指摘されてしまい、再び挫折を味わうことになります。今考えても悔しくなりますが、それくらい通用しなかったです。勉強をいくらがんばっていたとしても、実際の業務に活かされないと全く意味がないという。
結局、ビジネスにおいては、それまでの過程は意味がなくて、成果だけで判断される残酷な世界だということを身を持って体験しました。

厳しい世界ですね…。

横山:完全に実力主義ですよね。成果をあげられない人は淘汰されてしまうという。
音を上げて業界からフェードアウトする人も何人も見てきましたが、それくらい過酷であるということです。
自分はそういった悔しい経験を何度も経験していますが、そこに向き合っていく覚悟がないと、また、成果にこだわることができないと業界内で真っ当に評価されることは厳しいと思いますね。

 

 

 

monomodeが気になる方へ

monomodeの社員に求めるのはどういう人物像になりますか?

横山:今までの経験から「相手の期待値を常に上回る意識が持てるか」ということを大事にしてます。これは社外に限った話ではなく、社内に対してもです。
「仕事のレベルは段階で分けられる」と何かの本で読みました。
段階1:言われたことや守るべきことをこなすこと
段階2:プロとして成果を出すこと
段階3:枠組みを超えて組織や会社のために貢献すること
だったかと思います。

与えられたことをこなしたり、会社のルールを守ることは社会人として至極当然ですよね。
ずっと段階1のままでいいと思って、この業界に入る人はそもそも少ないと思いますが、そんな中でも、段階1に留まってしまい、いつまで経っても段階2にたどり着けない人も一定数存在してしまうのが実状です。
真っ当に評価を受けるには、段階1から脱却し、自分の業務レベルを常に段階2以上にキープし続けることが必要です。
与えられた仕事をこなすのは「普通」で、与えられた仕事以上のものを提供するのが「プロ」です。
これは、品質だけではなく、対応面だったりスピードも含まれます。
結局のところ、それらの基準を超えられなければ、実力が不足しているということになります。
今まで社内でも「時間がないからうまくできなかった」「やったことがないからわからない」とよく耳にしますが、成果だけでジャッジされてしまう世界なので、時間や経験がないということは成果と無縁です。
段階2のプロとして成果をあげれるようになるために、まずはなんでもいいので、相手の期待値を上回る行動が1つでもできるように意識してほしいと考えます。
細部までこだわるとか、期日よりも少しでも早く出すとか、他のパターンも出してみるとか、相手の状況を考慮した一言をかけるとか、文章に「ありがとう」を添えるとか。
難しいことではなく、ちょっとした創意工夫で相手にとって+αになることはいくらでもあると思います。
相手が求めているのは何かを受け手の真意を予測しながら、自らの行動を変えられるようになると良いです。

最後にmonomodeに興味のある方に一言お願いいたします。

横山:色々と話してしまいましたが、つまりはお客様のためにはプロとして提案することが当たり前で、そのためには普段から120%で提供できるように、少しずつ意識して行動を変えていくべきということです。
ここができないと評価に繋がらず、生き残ってはいけないと思います。
一見厳しそうですが、これは弊社だからというよりも業界的にそうなっているところではあります。
ただ、相手の期待を超えられたと感じる時は、大きなやりがいに繋がります。
仕事は人生の中で、3分の1程度の時間を占めることになると思うので、仕方なくやるのではなく、どうせなら夢中になれたほうが良いですよね。
それくらい魅力のある業界ですし、それを感じられる場所としてmonomodeを提供できたらなと考えています。
同じような感覚を持てる人は、ぜひ弊社へご応募いただければと思います。

ありがとうございました!

 

 

 

今回のインタビューを通じて、横山さんのキャリアの歩みや、monomodeで大切にしている考え方について深く知ることができました。未経験からWEBディレクターへ、そして現在は役員として会社を牽引する姿勢には、多くの学びと刺激が詰まっていました。

「DAYs」では引き続き、社員やチームの取り組み、そしてmonomodeのリアルな日常をお届けしていきます。次回の更新もぜひお楽しみに!
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