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Webサイト制作や広告運用、SNS発信。 どんな施策も、目に見えるのは完成した成果物ですが、目的に対して最大限の効果を発揮させるには、その前段階である“プロセス”こそが重要です。
お客様からの新規のご相談の中で、
「HPがないから、名刺代わりにとりあえず作ってほしい」
「見た目が古くなったから、HPを流行りのデザインにしてほしい」
といったお話をいただくことがありますが。こうしたケースでは“作ることがゴール”となってしまい、結果として成果につながりにくくなってしまいます。
だからこそmonomodeでは、制作に入る前の「調査戦略」という工程を何よりも重視しています。お客様の現状を正確に把握し、目的・ゴール・進むべき方向性を明確にすることで、成果につながる最短ルートを描くための下支えとなります。
本記事では、この「調査戦略」の中身を詳しくご紹介します。
調査戦略とは何をするのか
monomodeの「調査戦略」は、制作に入る前の“土台づくり”の工程です。 この工程は単に情報を集めるだけではなく、クライアントと共にクライアント自身の“根幹”となる「目的・強み・ユーザー像・立ち位置」を丁寧に整理していくプロセスです。
この工程を通じて、クライアントが潜在的に持っている強みを可視化・言語化し、社内の認識を統一するだけでなく、クライアント自身が気づいていなかった「ユーザー視点からの真の価値」を掘り起こすことができます。
自社の思い込みではない、市場のニーズに即した「独自の強み」をブランディングに組み込むことで、より精度の高い、攻めの戦略提案が可能になるのです。
【調査フェーズ】事実を読み解き、現在地を知る
まず調査フェーズとして、クライアントの市場や競合の状況を把握し、業界全体の流れの中でその企業がどんなポジションにいるのかを読み解いていきます。
- 市場のトレンド
- 競合他社の打ち出し方
- 業界内での立ち位置
- 既存サイトや発信内容の棚卸し
これらはmonomodeが一方的に分析するのではなく、クライアントと共に整理していくものです。視点を合わせ、言語化し、合意を重ねるといったプロセスを通じて、プロジェクトに関わる全員が「同じ方向を向くための軸」を共有できます。この共通認識こそが、制作フェーズ以降のあらゆる判断を支える土台になります。

調査戦略内、調査フェーズイメージ
【戦略フェーズ】「誰に・何を・どう伝えるか」を定義する
調査フェーズで得た情報をもとに、次は「誰に・何を・どう伝えるか」を定義する戦略フェーズへ移ります。カスタマージャーニーマップ、ポジショニングマップ、KBF※¹、USP※²といったフレームワークを活用しながら、ディレクターがヒアリングを重ね、クライアントと共に「伝えるべき価値」を言語化していきます。
※¹ KBF(Key Buying Factor):顧客が購入・選択の際に重視する要素
※² USP(Unique Selling Proposition):競合にはない、その企業ならではの独自価値
この工程を踏むことで、制作フェーズ以降の意思決定が迷わなくなり、デザインやコンテンツの方向性に一貫性が生まれます。monomodeでは、この方向性を定める工程を大切にしています。
見た目を整えるだけではなく、ブランドとして何を伝えたいのかを定義する。
それが、調査戦略の目的であり、monomodeのものづくりの出発点です。

調査戦略内、戦略フェーズイメージ
Whyから始める制作。調査戦略が果たす役割
私たちが「調査戦略」という工程を大切にする理由は、制作において重要なのは「形にすること」そのものではなく、その手前にある「軸を見極めて、成果を出すこと」に重きを置いているからです。
どんなに完成度の高いデザインでも、その背景にある“目的”や“戦略”が曖昧なままでは、ユーザーに届くメッセージは薄れてしまいます。
monomodeの「調査戦略」は、マーケティング理論として知られるゴールデンサークル理論に通じる考え方を土台にしています。
ゴールデンサークル理論とは、「Why(なぜ)→How(どうやって)→What(何を)」の順で物事を伝えることで、相手の共感を引き出し行動を促せるという考え方です。
多くのプロジェクトは「What(何をつくるか)」から始まりがちですが、monomodeは「Why(なぜつくるのか)」を出発点にしています。
目的(Why)を明確にすることで、手段(How)と成果物(What)に一貫性が生まれる。
その結果、デザインや言葉のすべてが同じ方向を向き、ユーザーに芯のあるメッセージとして届きます。
方向性を定めるためにじっくり考える時間を取ること。
それは制作工程を複雑にするためではなく、むしろゴールまでの最短距離を描くための準備です。
目的が明確なプロジェクトは制作中の迷いが少なく、修正回数も自然と抑えられます。何より、完成後の「届き方」や「反応」に大きな違いが生まれます。
monomodeの「調査戦略」は、この「成果につながる最短ルートを見つけるための思考プロセス」でもあるのです。

「思考・戦略・具現化」が循環するチームの形
私たちがこの「調査戦略」という工程を通じて実現したいのは、単にWebサイトを完成させることではありません。真のゴールは、クライアントと共に自社の強みや市場での立ち位置を深く理解し、プロジェクトに関わる全員が共通認識を持って「成果を生む」ということにあります。
施策が増えるほどアウトプットが増えるため、伝えたいメッセージが分散しやすくなります。予め、共通の軸を定めておくことで、Webサイト制作、ECサイト制作、SNS運用といった各施策においても、一貫したメッセージの発信が可能になります。根幹に「調査戦略」という土台があれば、それぞれの施策が同じ方向を向き、積み重なることで“ブランドとしての力”に変わっていきます。
また、モノづくりの現場では、成果物が仕上がるまでのプロセスで、当初の目的を見失ってしまったり、判断に迷いが生じたりすることもあります。そんな時、立ち返るべき場所として「調査戦略」が機能します。「このペルソナであればどうあるべきか」「私たちの強みは何だったか」と原点に立ち返ることで、判断の軸がぶれません。「迷ったときに戻れる場所」があるからこそ、目的を見失わずに最終的な成果へと導くことができます。
これこそが、monomodeが「調査戦略」を重視する最大の理由であり、クライアント様が求める成果へ着実にコミットできる下支えとなります。

成果に向かって、共に走るチーム
Webサイト制作を行うことは一つのアプローチ方法であり、ゴールではありません。
大切なのは、クライアントの本当のゴールに最も適したアプローチであること。
そのために目的を整理し、課題を正しく捉え、進むべき方向を共に描いていきます。
デザインや構築といったスキルだけではない、アイディアの数と提案の深さこそがmonomodeが大切にしてきた姿勢です。
クライアントの想いが、より多くの人に届くように。
私たちは共に考え、共に走るパートナーでありたいと思っています。「自社の強みを整理したい」「方向性を一緒に考えてほしい」といったご相談は、プロジェクトのどの段階からでも歓迎します。まずはお気軽にお問い合わせください。
