「無料でネットショップを始められる。」このキャッチコピーをやたらと色々な場面で見かけるようになりましたが、実際に始めてみると実は色々と費用ってかかるんです!カートのシステムを無料で利用できるサービスもありますが、何から何までも無料で出来ない部分もあります。そこで、今回は色々な費用がかかるポイントをお伝えします。
目次
ネットショップの開設時にチェックしておきたい費用8つ
その1 ショッピングカートシステム利用料
まずネットショップを構築するための決済システムが必須です。
「よく無料でネットショップ始めれます!」と目にするのは、このショッピングカートを無料で利用できるというものです。無料で利用できるサービスとしてはBASEやstores.jpが人気ですよね。ただし、無料のものはある程度の制限がありますので、売りたい商品や利用したい機能によっては有料のショッピングカートを利用するのがいいでしょう。有料のカートシステムは機能も充実していて様々なケースに対応できます。makeshopやカラーミーなどがそうです。モール型のネットショップを始める場合は楽天市場やヤフーショッピングが主なサービスとなります。
それぞれのサービスの特徴をまとめた記事も是非みてみてください。
その2 ドメイン取得費(+レンタルサーバー)
こちらもカートシステムにドメインやレンタルサーバーが含まれていることがほとんどですが、EC-CUBEのような自分で構築するカートシステムではどちらも取得が必須です。また、のちのちの事を考えると、オリジナルドメインで運用する方がいいかもしれません。カートシステムを乗り換える時にも、ドメインの引き継ぎやメールアドレス等の変更もなく行えます。
その3 商品仕入れ費
当たり前ですが、商品を売るには商材を仕入れなければなりません。オリジナルで商品を作る場合であっても、材料費が必要ですよね。制作を外注するケースもあるかと思います。仕入先から探す場合に注意したいのは、ネットショップのみで実店舗が無い場合には、メーカー直での取引が出来ないことも商品によってあるかもしれません。
その4 配送料
商品を送るには、配送料が必須です。
メール便やクリックポストのような均一価格の配送料もありますが、基本的には、直接配送契約を結ぶことで、配送料が決まります。契約の際には配送業者から地域ごとの配送料金表が貰えるはずです。各社の見積もりを取って見比べてみてください。交渉次第で、若干は見積もりよりも下がる場合もあります。
その4 決済手数料・決済導入費用
利用するカートシステムにもよりますが、クレジットカード決済のシステムを導入する際に掛かる費用と、その利用ごとに手数料が掛かる場合もあります。決済の度にかかる手数料の他にも、月額最低手数料が掛かるケースもあります。むやみやたらと決済方法を増やさないことも、最初のうちは大事かもしれません。運営していく中で、判断してもいいでしょう。
その5 各種デザイン料
最低でも【SHOPロゴ】だけは必須です。
ご自身でデザインが出来るのであれば良いのですか、色々な印刷物にも使用することになるので、手書きではなく、イラストレーターなどのデータや画像データとして必要になります。納品書・領収書などもオリジナルにしたい場合やSHOP袋もオリジナルで作りたかったり、梱包するダンボールにショップのロゴを印刷したい場合にはそれらのデザイン料もかかってきます。
その6 ネットショップ・WEBサイトのデザイン料
カートシステムに搭載されているデフォルトのテンプレートのままでも、もちろん販売は可能ですが、オリジナルのデザインやレイアウトにしたり、特集ページを用意するには、別途デザインやカスタマイズ作業が必要となります。ご自身で出来ない場合には、WEB制作会社への依頼が必要となります。また、WEBサイトも作って集客のツールとして使いたい場合も制作の費用がかかってきます。
その7 梱包資材
商品が売れて発送するには、梱包が必要です。
ラッピングにも対応するのであれば、そのラッピングの梱包も必要になります。商品を袋に入れて箱詰めするという基本的な梱包でも、割れ物や精密機器(時計など)を扱うのであれば、プチプチなどの緩衝材も必要になります。
その8 集客・広告
これが一番分からない部分だと思われます。
どんなサイトを作っても、作っただけで人が集まることはまずありません。集客をする(広告を出す場合)には、検索連動型広告(アドワーズ・スポンサードサーチ)やアフィリエイト広告があります。Facebookやtwitterに広告を出すことも出来ますよね。無料で集客する場合には、ブログや自社サイト・ショップ自体にコンテンツを蓄積しオウンドメディアとして商品の魅力を発信することも出来ます。ただ、効果的に集客する為にはSEOやコンテンツマーケティングの知識も必要となってくるでしょう。ネットショップを始めるのであれば、広告の予算を持っておけるといいですね。