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ECサイト制作における、ブランディングの重要性
最近、EC市場ではブランディングという言葉をよく耳にするようになりました。
「ブランディングに力を入れて、デザインを良くしたい」
「新しい商品を展開するので、ブランディングを実施したい」
などのご相談も、時折いただきます。
では一体ブランディングとは、どのようなことを指し、なぜ必要なのでしょうか。
競争が激化する小売市場
昨今は、SNSの普及によってトレンドの入れ替わりが激しく、それを追うように新ブランドの進出も盛んです。加えて老舗メーカーの圧倒的支持力など、さまざまな状況が起因し、モノが溢れる時代となっています。
ECサイト/ECモールの普及で、販売が簡単になったことも理由の一つとして考えられます。
テクノロジーやメディアの進化が、消費者へのアプローチの機会促進につながっています。しかし、その分プロダクトも情報も飽和しており、消費者から選ばれるハードルはどんどん上がっている状況です。
市場によっては、価格競争やネームバリュー、プロモーション量での勝負になってしまっている場合もあり、これは新規事業者や小規模事業者にとってはかなり厳しい状況です。
ブランディングの価値-1-
前段の話で言うと、当然のごとく大ロット生産が可能であったりプロモーションを多く打てる事業者が優勢になってしまいますが、
「ブランディング」は、こういった状況とは別軸での勝負を可能にします。
それは、ブランドの”根”の部分に焦点を当てること。
どんな商品にも各々の製造背景やこだわりのポイントがあり、製造者の強い志が反映されているものです。当たり前ですが、同じものは一つとして存在しません。
小売市場が激化している今だからこそ、その違いをきちんと選んでもらう仕組みを整えることができれば、「市場の中にある一製品」ではなく、「〇〇というブランド」として別軸でポジションを確立することができます。
プロダクトが本来持つ魅力をきちんと見直して整え、消費者に伝わりやすい形で発信する、それがブランディングです。
広告や接客といった、図でいう「セールスマーケティング」の部分も少なからず必要ではありますが、それもブランディングが伴って初めて結果につながるものです。
競合との価格競争やネームバリュー、プロモーション量に負けない、唯一無二の存在を創出できる点が、ブランディングの価値であると考えています。
ブランディングの価値-2-
またブランディングは、永く愛されるブランドに育てていくための施策でもあります。
よくメルマガやInstagramなどで、
「10%OFFキャンペーン」
「アカウントフォローでプレゼントキャンペーン」
などのいわゆるキャンペーン施策を目にすることも多いかと思います。
こういった施策なども時として必要ですが、こちらは短期施策と呼ばれており、
目的は一時的な集客です。
繁忙期などに向けた爆発的な威力を求める施策となるため
もしこれを継続的に何度も実施しようとすると、運用者も会社自体も疲弊してしまいます。
「消費者の心に残り続ける」ためのブランディングは、長期施策。
ブランドへの共感や深い理解を得ることで、リピーターや口コミをじわじわ獲得していく。
こちらからのアクションで消費者を動かすのではなく、消費者自ら選びにきてくれる。
そういった流れを作ることを可能にします。
もちろん簡単なことではなく息の長い施策になりますが、
プロダクトの持続的な発展に寄与してくれる、大事な働きかけとなります。
monomodeのブランディング施策
monomodeではそのブランドならではの魅力を発信できるように、
商品の製造背景に至る所からヒアリングを実施するなど、「根」の部分を最も大事にしています。
実際に制作の前段階で実施するプランニングワークの一例です。
・分析(マーケティング方法を用いた分析/競合リサーチ など)
・ブランドストラテジー策定
(ブランドアイデンティティ/デザイン基本方針/ユーザー体験構想 など)
制作前にこれらのプランニングワークを実施することで、
ユーザーに提供できる価値を明確化していきます。
「ECサイトを開設するだけでは売り上げに繋がらない。」
実際に、弊社がクライアント様とお付き合いする中で最も課題に感じていた部分です。
その状況を打開するため施策と構想を繰り返し行い、
ブランディングの基盤固めである上記「プランニングワーク」のサービスの提供に
至りました。
ECサイト制作の範囲にとどまらない集客施策、マーケティングの部分も包括して
ご提案/サポートさせていただいております。
ブランドの未来を導いてくれるブランディング。
ECサイトとは、切っても切り離せない存在です。
ECサイトをご検討の際はぜひ、軽いご相談からでも、
monomodeにお問合せくださいませ。