自社サイトとECモールにははっきりと違いがあります。
長期的な視点でいえば、自社サイトを構築・運用しておくのがおすすめです。
今回の記事では、自社サイトとECモールのメリット・デメリットのほか、自社サイトを構築するためのおすすめのサービスもご紹介します。
目次
自社ECとモールECについて
自社ECとは
自社ECは、企業が自社の製品やサービスをインターネット経由で販売するためのウェブサイトやプラットフォームのことです。
独自のドメインを取って、その企業自身が運営するECサイトを自社ECと呼びます。
自社ECの構築方法は複数あり、それぞれデザインや機能の自由度、制作コストが異なりますが、
独自のデザインでオリジナルのECサイトを持つことができます。
モールECとは
モールECは、複数のブランドや販売者が集まって自社の製品やサービスを販売するオンラインショッピングプラットフォームのことです。
日本でよく知られているECモールには、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなどがあります。
モールECでは、複数の異なるブランドや販売者が自社の商品やサービスを販売することができます。
これにより、顧客は1つのプラットフォーム上でさまざまな商品を見比べて購入することができます。
モールECは、販売者にとっても顧客にとっても利便性が高く、多様な商品を提供することで市場競争力を高めることができるため、現在では非常に人気のある形態のECプラットフォームです。
自社ECのメリット・デメリット
■自社ECのメリット
顧客データの収集と分析
オンラインでの販売活動により、顧客の購買履歴や行動データを収集し、分析することができます。
これにより、顧客の嗜好や行動パターンを理解し、個別にターゲティングしたマーケティング活動を展開することが可能です。
顧客との直接的なコミュニケーション
自社ECを通じて顧客と直接コミュニケーションを取ることができます。
フィードバックの収集や問い合わせへの迅速な対応など、顧客満足度を向上させるための取り組みが容易になります。
■自社ECのデメリット
技術的な問題
自社ECサイトの運営には技術的な知識やスキルが必要です。
サイトのアップデート、セキュリティの維持、トラブルシューティングなど、技術的な問題に対処する必要があります。
競争の激化
インターネット上の競争は非常に激しく、多くの競合他社が同じ市場に参入しています。
競合との差別化や価格競争など、市場でのポジション確立が難しくなる場合があります。
■モールECのメリット
顧客の集客
モールECは複数のブランドや販売者が集まるため、大規模な顧客ベースにアクセスできます。
既存のユーザーベースや新規顧客を取り込むための効果的なプラットフォームです。
マーケティングとプロモーション
モールECは大規模なマーケティングやプロモーション活動を行います。
セール、特別イベント、広告キャンペーンなどを通じて、販売者の商品やブランドを顧客にアピールする機会を提供します。
■モールECのデメリット
手数料や手数料の支払い
モールECプラットフォームは、販売者に手数料や手数料を課す場合があります。
これにより、販売者の利益率が減少し、収益性が低下する可能性があります。
自社ブランドの認知度の低下
モールECに参加することで、自社ブランドの認知度が低下する可能性があります。
顧客はモールEC全体を通じて商品を購入し、販売者のブランドを特定しない場合があります。
ケース別のおすすめ
海外への販売を考えている場合
自社ECサイトでの出店をオススメいたします。
特に”Shopify”は海外での販売に強いカートシステムで、海外販売用のオンラインストアを構築することも可能です。
すぐに売上を立てたい場合
モールECでの出店をオススメいたします。
モールECは、複数のブランドや店舗が、一つの大きなプラットフォームに集まって出店するため、集客を行なわなくても、一定の集客が見込めます。
しかし、モールECの場合、競合他社が多く出店しているため、他社との差別化が難しくなります。