ご覧いただきありがとうございます!広報のノムラです。 今回はデジタルソリューション事業部ECディレクターの正岡さんと加納さんに、当社のECチームでの取り組みについてインタビューいたしました。
実際の業務を通じて直面した課題や、それをどのように乗り越えてきたのか、また当社のECチームならではの強みや工夫、ディレクターとしてのやりがいや難しさについてもお話しいただきました。
正岡さんと加納さんのエピソードを通じて、ECチームの魅力が伝われば幸いです。それでは、インタビューの内容をぜひお楽しみください!
まずはお二人の自己紹介から
まずは、簡単な自己紹介からお願いいたします。
正岡:デジタルソリューション事業部サブマネージャー、ECディレクター・ストラテジストの正岡です。よろしくお願いします。
加納:デジタルソリューション事業部ECディレクターの加納です。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
ECチームで行っている日々の業務についてお伺い出来ればと思います。
加納:ECチームでは自社ECサイトのサイトデザインや構築、キャンペーンバナーの制作から商品登録といった運用業務と、ECモールのLP(ランディングページ)デザインや構築。こちらもまたキャンペーンバナーの制作や、商品登録などの運用業務をメインに行っています。
昨今、誰もが自分自身でECサイトを立ち上げやすくなっていると思うんですが、そういった時代の中にあって、当社へ依頼するメリットとは何があるのか、などお伺いできればと思います。
加納:そうですね。これは間違いないかなっていうのがあって、まず個人や企業がゼロから全く知識がない状態でECサイトを構築していくとなると、そもそも作り方や調査はもちろん、システムや仕様の理解というところですごく時間がかかってしまうと思います。企業が自社でやるとなると、スピード感を保てないなどの問題が発生しやすくなりますし、サイト設計や、市場分析などを詳しくするという工程をあまり踏まずに一旦ECサイトを作ろうとなってしまうと、作った後に不具合が発生してしまい、結果的に作り直しになる事も考えられます。それらを当社でやると、プランニングワークという独自の分析フレームワークで市場調査から分析、ブランドの位置や認識といった事を深めていきながら、一緒に考えていく体制を作れるので、作った後のイメージの違いなどが起きにくいと思います。進行管理がわかりやすい事と、サイトのデザインや、構築周りの知見などももちろんありますので、サイトを公開するまでスピード感を持って進めていく事ができます。そして、サイトを公開して終わりではなく、公開した後の運用までサポートできるっていうのが強みでもあります。LPの制作や広告、マーケティングなども内包している当社でこそできる事が多くありますね。ECサイトを制作し、そこから先も一緒に考えていけるっていう体制は、かなりメリットなんじゃないかなと思います。
正岡:ECサイトを作るだけだと確かに気軽にできるんですが、売れる仕組みを持ったECサイトにするのは、専門知識を有していないとかなり難しいです。今加納さんが言ったように、マーケティングや広告といった分野に関してもマルっとお任せいただけるのはECチームの強みだと思います。ECサイトでの売上をもっと向上させたい!とお思いの事業者さまは、是非一度ご相談いただきたいですね。
企業理解から生まれる信頼と安心感
なるほどありがとうございます。
続いて実際の業務についてお話しをお伺いできればと思います。まずは、株式会社ケイシイシイ(以下ケイシイシイ)さまについてお伺いします。ケイシイシイさまといえば、ルタオを運営する北海道を代表するお菓子メーカーだと思うんですが、ECサイト運用が当社に決まった経緯や、今に至るまでのお話をお願いします。
加納:ケイシイシイさまとは、ECサイト運用より前にサイト改修でご相談をいただいておりました。
まずはクリエイティブのご依頼があって。そこからECサイト制作についてもお声掛けをいただいたということだったんですか?
加納:はい。基本的にはEC運用業務を行わせていただいているんですが、具体的なところで言うと、商品登録から商品画像の作成、バナーデザイン、キャンペーンバナーなどを行なっています。あとはLPのデザインですね。Yorumo LeTAOのLPや、初回限定のLPなどの制作。あとはメルマガをやっています。その他にもECモール(楽天)での商品画像作成や、キャンペーンバナー、LPのデザインですね。ケイシイシイさまではブランドサイトが複数個ありまして、各ブランドサイトに関しての催事情報の更新を行なっています。あとは、月一でメニューが変わるので、メニューpdfの差し替えといった作業を行ってます。それらのサイトの中で一部デザイン改修したいというお声だったり、UI(ユーザーインターフェース)を良くしたいといったご相談があった時は、それらの作業をしているという感じですね。
正岡:お任せいただいて嬉しいです。
株式会社ケイシイシイ
corporate site URL:https://kcc-co.jp/
ECsite URL:https://www.letao-brand.jp/
ECサイトを運用していくにあたって、工夫してることや、チャレンジしていることがあればお聞かせください。
加納:そうですね。僕に関してはどっちかっていうとシステム構築の面を担当していますので、そういう方向の成果のお話しになるんですが、システムは基本的には先方から「こういう機能を追加したい」というご相談があるので、それに合わせて社内調整を行っています。実装例でいうと、検索のサジェスト機能としてawoo(https://www.awoo.ai/ja/)というツールを使っていて、それをどうやって実装するかの資料を共有いただいて、担当エンジニアと共に実装に向けて計画、実行していった形です。実際に反映した際にレイアウトが変わるので、そこを全体的にどう導入するか、などを擦り合わせながらやったのは工夫したところですね。大きな課題をお客様からいただいて、それについて細かく要項を考えていく形になります。
正岡:スピード感や提案力は常々意識してる部分で、ケイシイシイさまだと製菓を扱っていらっしゃるので、お客さんの決まってるスケジュールにズレが生じないよう進行しなければなりません。スケジュール管理はディレクター側もとても意識してますし、技術者さん側もちゃんと意識できるように工夫してくれていますね。提案力でいうと1の疑問を投げてくださったら10、と言わず100返せるくらいの気持ちで、もちろん全部が全部そうできるわけではないですが、それくらいの気持ちで他社には真似できない運用になる事を目標にしていますね。
先ほど加納さんがシステム構築の面を担当されているというお話しもありましたが、正岡さんが担当されているデザイン面での工夫やチャレンジはありますか?
正岡:色々あるんですけど、先ほどお話ししたYorumo LeTAO(ヨルモルタオ)は、夜にケーキを販売する企画なんですが、撮影の絵コンテ作成はお客さんと実際の成果物のすり合わせであったり、製品のイメージに合ったサイトにできるように意識して、新しい取り組みとしてやった部分です。それとは別に、今はサイトのアップデートをご提案させていただいたりしています。そこにはプランニングワークなどの取り組みから派生したビジュアルへの落とし込みを行い、ワイヤーフレームをしっかり考えていっています。そういった取り組みからデザイン面の向上にチャレンジしています。
加納:正岡さんの方でキャッチコピーや、それに込められた意味などを、調べていただいて、それを元に方向性を定めて提案しているので、それらの企業理解や落とし込みなどの部分は本当に積極的にデザイナーを含めてチャレンジしていますよね。
正岡:そうですね。ただ何かを言われた通り作るんじゃなく、企業理解のところからお客さんと話し合って「こうじゃない、こうだよね」っていう方向性のすり合わせなどができるように工夫をしています。
素晴らしいです。そういったプラスされた知識や知見をクライアントも求めていると思いますので、より安心感や信頼感につながっていく気がしますね。
ブランドの根幹に触れ、その魅力を形に
それでは続いて、株式会社ヒューレー(以下ヒューレー)さまについてお伺いできればと思っております。
ヒューレーさまの運用経緯があれば、是非お聞かせいただきたいと思うんですが。
正岡:ヒューレーさまは、当社宛にお問い合わせいただいたところから始まりました。最初はサイト制作でのお問い合わせだったんですが、サイト制作と運用の二軸で提案させていただき、どちらもお任せいただいた形になります。
ヒューレーさまは、ブランドをこれから立ち上げたいという段階でお声掛けいただいたんですかね?
正岡:そうですね。まだ制作途中で、詳細はいくつか未定な状態でした。パッケージとロゴが決定しましたという段階でお声がけいただいたと記憶しています。
まさに新ブランドをこれから作成しようという段階でお声掛けいただいたという事ですね。
正岡:まるっとこれだけ新しいブランドをお任せいただけるということがあまりないので、私としてもすごい気合いが入りました。
株式会社ヒューレー
corporate site URL:https://hyle.co.jp/
Brand site URL:https://shinn-japan.com/
実際、monomodeでは具体的にどんなことをやったんですか?
正岡:調査戦略をした上でのECサイト制作と、写真撮影、運用がメインですね。運用では定例のレポートと、範囲内でできるようなマーケティングサポートやフォローというのをしてますね。
実際、調査戦略の中で具体的にこういうことをやったみたいな事例はありますか?
正岡:色々実施したんですけど、ヒューレーさまの分析をして出てきた強みとして、成分の良さと北海道由来のものを使用しているところ、香りの良さという良いポイントをサイトに落とし込めるようにしました。結果として、ただサイトを立ち上げたというよりは、ブランディングに近いことをさせていただきました。
ヒューレーさんの強みを生かしたサイトデザインになるように、それも調整していったっていう事ですよね。
正岡:サイトでは、配合成分の箇所をベンゼン環っぽく表現していたり、香り成分をイラストイメージ画像と一緒に載せるといった、あえてこういうセクションを取り入れたりしたのは、調査戦略からというところが大きいです。その他にも、コピーなどもが調査戦略を元に作成されています。ブランド理解がないと、こういうところも考えられなかったですし、調査戦略が要所要所に反映されてるのかなと思います。
ブランドに寄り添った形でより強みをアピールすることができているという事ですね。
正岡:そうですね。それらの指標は撮影でもすごい生きてますね。実際に絵コンテを作る際にも基準を元にできたからこそクオリティが担保されたと思っています。
ヒューレーさまでは、今後どういう事を予定されていますか?
正岡:そうですね。現在運用をさせていただいている中で新たな目標を立て、その中でPRとかにもアプローチを検討しています。その他、ヒューレーさまが社内で実施されているインフルエンサー活用でサイトの訪問者数の向上が見えたので、そちらの結果を分析することにも力を入れていきたいですね。あとは、メルマガの施策やクーポン施策、追客施策など色々な手段が増えてくる段階になってきてるので、そこにテコ入れできればなと思っています。あとはイメージ写真のアップデートなども実施できればと思っています。
以前、Worksに掲載させていただいたヒューレーさまのインタビューにて佐々木さんが「こんなに楽なのかって思うぐらい色々やってもらえた」という風に言ってもらったのはとても嬉しかったです。楽と思ってもらえるのは当社に頼んでいただくメリットだと思うので。
加納:それこそクライアントの皆さまには、運用を当社にお任せいただいて、その分の時間で商品企画などに時間割いてもらえれば、またそれが運用の方で新しい施策や提案につながっていきますからね。
ぜひご相談いただきたいですね。
ヒューレーさまでの経験を経て、新たにチャレンジしたことはありますか?
正岡:本当にもっともっと広くやれたらと思っています。商品についてまだ検討していないような、初期の方からお声掛けいただいてもお手伝いできる事はある、と考えています。例えばパッケージも一緒に考えていく事だったり、商品のデザインから実店舗のデザインなど、ブランドとしての一貫性を保ったトータルブランディンを今後できるようになっていければいいなと思ってます。
加納:ECチームで話してるのが、ECサイトを含むweb領域というのは枝葉に過ぎなくて、今後根本的なその幹の部分から入っていきたいという事をよく話しています。パッケージや商品の企画などプロモーションと言ったもっと内側にも入って行けたらと思っています。
目標達成と信頼構築で生まれるやりがい
それでは、これまでECチームとして取り組まれて楽しかったことや、やりがいを感じた瞬間はありますか?
加納:個人的には、昨年期でどれぐらい売り上げ上がりましたとか、そういうのはやっぱり一番嬉しいなと思います。運用に入った事が結果として反映されてるなっていう実感に繋がっていますね。結局それでお客さんに利益が出てるというところが運用してる中で一番やりがいを感じます。
正岡:そうですね。売り上げが一番やっぱり分かりやすい部分だし、私たちも意識しなければならない最終目標ではあるので、そこが上がると当然嬉しいな、というのはあるんですけど、それ以外ならクライアントさまから信頼感を感じた時嬉しいなと思います。具体的にと言われると、ちょっと難しいんですが、「頑張りに対して感謝です」と言ってもらえた時など、当社の取り組みがクライアントさまにとって良い事であったと感じられる事が、やりがいに一番つながるって個人的には思いますね。
今後の抱負についても教えてください。
加納:これからもクライアントさまの課題解決・目標達成に向けて、一緒に取り組んでいければと思います。弊社EC担当者はそれぞれの専門分野が異なりますので、それぞれの専門性をより高めていけるように励みたいと思います。
正岡:ECサービスを展開してからの3年間、有難いことに多くのクライアントさまと関わらせていただく機会に恵まれました。多種多様、魅力的なプロダクトに携われて大変光栄に思います。前述の通り、ECサイトの制作以外に撮影や定期的な分析など、クライアントさまと過ごす時間も自然と多くなるものです。そういった時間のお陰で、プロダクトについての理解が、表面的な部分を超えて、より本質的で深いものになっていると感じます。クライアントさまのパーソナリティというか、内側に潜む魅力を感じることが出来ているなと思います。今もこれからも、そのような自分が感じた「本質的な魅力」を活かして、制作に反映できるように頑張りたいと思っています。
ありがとうございます。
以上で、ECチームのインタビューを終了させていただければと思います。
ECチームのお二人ありがとうございました。
正岡・加納:ありがとうございました。
今回のインタビューでは、ECチームの取り組みや想いについて深く知ることができました。クライアントさまの課題解決や目標達成に向け、丁寧に向き合いながら成果を生み出している姿勢がとても印象的でした。専門性を活かしたチームの力が、運用の中で大きな結果を生み出しているのだと感じます。
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