こんにちは!昨年11月からmonomodeに入社しましたサイトウです。
新しく発足したECソリューション局に配属され2ヶ月が経ちました。
実務に携わらせていただく中で、ECサイト立ち上げのご相談をいただく際に、
まず最初にお客様に聞かれる質問があります。
「楽天とかAmazonって実際どうなの?」
私自身も、CMなどで目にする機会の多い「楽天」や「Amazon」は
なんとなく手軽に出品できて自然と売れていくようなイメージがありました。
ですが、自社の特徴に合わないECサイトの種類を選んでしまうと
最終的なゴールに到達することができず結局ゼロからやり直し、、
なんていうことも起こってしまいます。
そんなトラブルを防ぐためにも、まずはECサイトの種類と特徴について
理解していきましょう。
ECサイトには、モールに出店するモール型ECサイトと、
自社でサイトを構築する自社ECサイトの2種類があり、
その違いについてご説明します。
目次
集客力に強いモール型ECサイト
モール型ECサイトとは、様々な企業や店舗が
ひとつのサイトに集まったネットショップのことで、
実店舗に置き換えるとショッピングモールに
自社の店舗を出店するようなイメージになります。
有名なところでいうと楽天市場やAmazonなどがありますね。
メリット:ECモールのブランド力や集客力が高い
最大の魅力は、独自の決済システムやセール、ポイント付与のサービスがあり、
各モール専属ユーザーという根強いファンがおり、
自社のブランド力に関係なく集客を見込むことができる点です。
デメリット:利益につながりにくい・自社ブランドが認知されにくい
モール型ECサイトではモールの運営ルールに
出店側が振り回されてしまうデメリットがあります。
例えばECモール側で送料無料が一律ルールになると送料設定を行うことができず、
送料が自社負担となり利益が出ない状況に陥ってしまいます。
他にも売上件数によってロイヤリティが発生したり、競合との価格競争に巻き込まれ
常にPCの前で価格とにらめっこ、、なんていうことが起こるケースも多くあります。
また、ユーザーは「ここのブランドの商品を買う」というよりも
「このモールで商品を買う」という認識で購買していくため、
ブランドの認知にはつながりにくい可能性もあります。
カスタマイズ性に優れた自社ECサイト
一方、自社ECとは文字通りになりますが、自社でECサイトを立ち上げる方法です。
実店舗に置き換えると、路面で自店舗を構えるようなイメージになります。
メリット:ブランド力を高めることができる
モールECサイトと違い、原則運営ルールを自由に決めて
サービスを展開していくことができます。
「こんな機能をつけたい」
「こんなサービスを展開したい」
「ブランドの独自性を訴求したい」
といった、自社のブランドや目的に合わせて
機能面・デザイン面を自由にカスタマイズすることが可能です。
デメリット:立ち上げ時は集客力が低い
商品やサービスに強い認知度がない場合、自社ECサイトでは集客が難しいため、
独自の広告配信やSNSを活用した集客などの工夫が必須となってきます。
結論:現状と今後目指す方向性を明確に
結局どちらがいいのか?という疑問についてですが、
これは現状と今後目指す方向性によって変わってきます。
現状、利益率の高い商品や独自性の強いオリジナル商品を販売していて、
すでにブランドとしての知名度があれば
モール型ECサイトとの相性が良いと言えます。
一方、ランニングコストを抑えながら独自のブランド力を高めて
サービスを長期的に発展させていくなら自社ECサイトが向いています。
どちらがいいということではなく、
まずは自社のビジネスの目的を明確にすることが大切です。
おわりに
ECサイトの種類について大まかなご説明となりましたが、
ECサイトを立ち上げたいけど何から始めていいのかわからない、という方に
少しでもご理解の一助となれば幸いです。