こんにちは。よこやまです。
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、巣ごもり需要が高まりEC市場が拡大し続ける昨今、自社ECの制作やリニューアルをご検討されている方も多いのではないでしょうか。
今回は、世界175カ国170万件以上のショップに導入されているECのプラットフォーム「Shopify(ショッピファイ)」へ導入すべきおすすめのアプリを目的別でご紹介させていただきます。
Shopifyへ導入できるアプリ数が多く、何を導入したらいいかわからない!といった方におすすめです。
※Shopifyのご紹介についてはこちら!
目次
商品レビュー
ECサイトを利用する際にレビューを見て購入された経験はありませんか?
年代問わず80%以上の方がECサイトを利用する際に商品レビューを読んで購入した経験があるといいます。
(参照:総務省 情報通信白書「第1部 特集 IoT・ビッグデータ・AI~ネットワークとデータが創造する新たな価値~」)
また、ECソリューションの先端をゆく米国のノースウェスタン大学のシュピーゲルリサーチセンターもレビュー機能を重要視しており、調査結果としても「商品レビューを表示するとCVRがアップし、購買への効果が期待できる」ということでした。
(参照:How Online Reviews Influence Sales)
Product Reviews
料金:無料
Product ReviewsはShopifyが公式で提供している「商品レビュー」用のアプリです。
商品のレビューや評価をショップに表示する
Product Reviewsを使用すると、購入したユーザーからレビュー・評価を商品ページ等に反映できるように実装できます。
Googleの検索結果にレビュースコアを表示する
レビュースコアをGoogleの検索結果に自動表示することが可能です。検索時にユーザーの目を引くため、ECサイトへのアクセスに繋げられる可能性がアップします。
配送の日時指定
残念ながらShopifyにはデフォルトで配送日時を指定できる機能が備わっておりません。
Shopifyに日時指定できる機能を拡充する方法として、以下のアプリがおすすめです。
配送日時指定.amp
料金:$9.80/月
こちらのアプリは読んで字の如く、商品の配送日時の指定ができる日本向けのアプリとなります。
Shopifyはカナダ発のECプラットフォームでして、この日本向けというのがミソとなります。
ショップの配送設定が柔軟かつ簡単に可能
配送業者ごとの配送時間帯の指定や、置き配指定、当日テイクアウトの指定もできます。また、注文から配送日時の指定ができる日数に日本の祝日も含めて換算することも可能です。
また、提供元が日本の会社さんということもあり管理画面も日本語で簡単に設定可能です。
ヤマト運輸や佐川急便、日本郵便など、日本で主流な配送業者に対応
デフォルトとして日本の代表的な配送業者、ヤマト・佐川・日本郵便に対応しています。その他の配送業者を利用したい場合、任意で配送業者を指定する「カスタム配送業者」も機能として備わっております。
定期購入・サブスクリプション
ECサイト上で売上を確保するために、新規顧客開拓、リピート注文の獲得など様々な手法が挙げられますが、「定期購入の顧客創出」は特に効果的で、ユーザーや運営側の双方にメリットがあります。
ユーザー側メリット:
- 買い忘れを防止することができる
- 持ち運びが大変な荷物を定期的に配送してもらえる
運営側メリット:
- 定期購入で安定した売上を確保できる
- 定期購入によって仕入・在庫管理がしやすくなる
配送日時のアプリ同様に、Shopifyのデフォルトの機能として定期購入機能がないため以下のアプリをご紹介させていただきます。
Bold Subscriptions
料金:$49.99/月
定期購入機能をShopifyへ実装できるアプリになります。
リピーターを増加させ、安定した売上の確保につなげる
特に日用品や食品、サプリメント、化粧品関係など、日常的に消費する商品を取り扱いされているショップ様に大変おすすめです。定期購入の利用者が多くなればなるほど売上が安定するため、サービスの根幹ともなり得るアプリといえます。
実際に定期購入を利用されているユーザーの顧客情報を分析することで、メルマガなどで他の商品をおすすめして定期購入を促すことも可能です。
アプリ内で詳細設定をすることも可能
数量の変更や出荷停止などアプリ側で詳細に設定することもできるため、安心したアプリとなります。
インバウンドマーケティング
ますはインバウンドマーケティングの説明です。
インバウンドマーケティングとは、Webサイトやブログ、ソーシャルメディアなどで役立つ情報を提供し、自社を見つけてもらい、見込み顧客を獲得・育成して、顧客になってもらうまでのマーケティングの手法です。
(参照:https://jp.marketo.com/content/inboundmarketing.html)
逆の意味のアウトバウンドマーケティングとしては「プッシュ型」のマーケティング施策とされていますが、テレセールス、ダイレクトメール、展示会・イベントなど企業主体で受け手の意思に関わらず強制的に情報を届ける手法となります。
こちらのインバウンドマーケティングは「プル型」のマーケティング施策として受け手の意思で選択してもらう形で”引き込む”マーケティング施策となっており、ECサイトの成果UPのためにも重要視されています。
HubSpot CRM
料金:無料(有料オプションあり)
マーケティング支援ツールHubSpotとShopifyを連携させるアプリになります。
webマーケティングプロセスに必要な機能が揃っている
インバウンドマーケティングを得意とするマーケティング支援ツールHubSpotと連携することであらゆるマーケティング施策を実施することが可能です。
- 再注文の自動化
- カート離脱のフォローアップ
- メルマガ運用
- 顧客の属性や行動に基づいた割引クーポンの配信
などECサイト上でのマーケティング施策を実施することが可能となり、マーケティングプロセス(集客・接客・追客)をワンストップで行うことができます。
CRMとしての顧客管理ができる
HubSpotはCRMとなりますので、もちろん顧客管理が可能です。
Shopify内の顧客一人ひとりの行動・属性をミクロに捉え、その人に合った形で訴求を行えるため、より効果的なマーケティング施策を実施することが可能です。
冒頭でもありましたが、コロナの感染拡大に伴いEC市場が拡大しておりネットショッピングへの需要が高まっている一方、
店舗のEC化も年々増加していることもあり、競合となるECサイトの中から自社サイトへどれくらいユーザーを取り込めるかが重要となってきます。
どんなに素敵なECサイトを作っても、どんなに良質な商材を取り扱っていても集客ができてないと売上は上がりません。
SEO対策を行うことで検索結果で上位表示を狙い、結果としてユーザーの流入数をUPさせコンバージョンに繋げることができます。
長期的な集客を行う場合は、SEO対策が重要となります。
SEO Manager
料金:$20/月
Shopify上でSEOのチューニングができるアプリとなります。
アプリ一つで様々な機能を網羅
こちらのSEO Managerを導入することで、主に以下の機能が利用できます。
- 対策すべきキーワードの選定サポート
- title meta descriptionの最適化
- Google検索でのインデックス状況やページスピードのチェック
- モバイルフレンドリーのチェック
- エラー項目を抽出し、自動的に修正(「404ページ」「リンクエラー」など)
- 構造化データマークアップ
- index / noindexの設定
- Google Search Consoleの検索パフォーマンスデータチェック
機能として多機能なため、「詳しいことはわからないけど、基本的なSEO対策はしていきたい」という認識の方にもこのアプリさえあれば問題ないと思います。
高評価の定番SEO対策アプリ
ShopifyアプリストアでSEOと検索しても500以上ものアプリがあることがわかります。こちらのアプリへのレビュー数が他のアプリと比較しても多く、非常に高評価を得ているため信頼できるアプリとなります。
SEO対策に関して触れさせていただきましたが、SEO対策以外の他の施策として、広告・SNSを用いた集客施策も挙げられます。
広告施策はSEO対策と比較して即効性があり、広告を掲載している間は一定数以上のアクセスが見込めます。
また、SNSについてはECサイトへ訪問せずに商品自体を認知してもらいやすく、更に拡散力も高いため認知拡大にも繋がります。
売れるECサイトへ成長させるためには集客施策はマストのため、Shopifyアプリでできる集客施策をご案内いたします。
Google Channel
料金:無料
Product Reviews同様にShopifyの公式アプリとなります。
Googleショッピングへ商品掲載が可能に
今まで有料版だったのですが、無料でGoogleの検索結果に商品を表示させることが可能となりました。
通常の検索広告とは違い、商品イメージ・商品名・金額・レビューを表示することができるため、ユーザーへ視覚的に訴求できるのもポイントです。
また、リマーケティング機能もあるため、一度閲覧された商品と類似した商品をユーザーへアプローチして集客することが可能です。
Facebook Channel
料金:無料
Shopify×Facebook・Instagramの連携を可能にするShopify公式アプリとなります。
FacebookやInstagramのいずれも世界的に影響力のあるSNSとなっています。
Shopifyの商品データをFacebookカタログやInstagramのショッピング機能を連携させることで、より多くの見込み客へのリーチが可能となり、新規顧客獲得・売上UPを狙うことができます。
まとめ
Shopifyアプリは導入することで機能拡張できる高機能なアプリが多数ありますが、アプリの総数として2,000以上あると言われておりアプリの選定に時間がかかってしまいますよね。その中でもおすすめなアプリを目的別に7つに絞ってご紹介させていただきました。