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【2026年完全版】初心者から実務者まで使えるWeb広告用語集

Web広告の管理画面を真剣に見つめる男性のイラスト。ターゲット設定や分析、広告配信などのアイコンを背景に、実務に役立つWeb広告用語を網羅的に解説。

Web広告の業務に携わると、CPA、CVR、ROAS、リマーケティング……次々と出てくる専門用語に戸惑うことはありませんか。会議や資料で当たり前のように使われる略語やカタカナ用語を「なんとなく」で済ませてしまうと、正確な分析や改善提案ができず、業務の質に大きく影響します。

本記事では、Web広告の基礎用語から実務で頻出する応用用語まで体系的に解説します。

目次

Web広告の基本的な仕組みと構造

Web広告を理解するには、広告がどのような仕組みで配信され、どのような構造で管理されているかを知ることが大切です。

広告が表示される基本的な流れ

Web広告は、次のような流れで配信されます。

ステップ1:広告主がキャンペーンを作成
広告主は、広告媒体(GoogleやYahoo!など)でキャンペーンを作成し、ターゲティング設定や予算、広告クリエイティブを用意します。

ステップ2:ユーザーがWebサイトやアプリを閲覧
ユーザーがWebサイトやアプリを開くと、広告枠が表示される瞬間が訪れます。

ステップ3:瞬時にオークションが実行
広告枠が表示される一瞬の間に、複数の広告主による入札が自動で行われます。このオークションでは、入札価格だけでなく広告の品質も評価されます。

ステップ4:最適な広告が選ばれて表示
入札価格と品質スコアを総合的に判断し、最も適切な広告が選ばれてユーザーに表示されます。

ステップ5:ユーザーがアクションを起こす
ユーザーが広告をクリックすると、設定されたランディングページに遷移し、商品購入や資料請求などのコンバージョンが発生します。

オークションの仕組み:価格だけでは決まらない

Web広告では、入札価格が高ければ必ず上位表示されるわけではありません。広告の品質も重要な評価要素です。

  • 入札価格:広告主が支払う意思のある上限金額
  • 品質スコア:広告の関連性、推定クリック率、ランディングページの利便性を評価した指標
  • 広告ランク:入札価格×品質スコアで算出され、掲載順位が決まる

つまり、品質の高い広告を作れば、入札価格を抑えても上位表示できる可能性があります。

アカウント構造:階層を理解すると運用が楽になる

広告アカウントは、階層構造で管理されています。媒体によって若干異なりますが、基本的には以下の4階層です。

【第1階層】広告アカウント

  • 最上位の管理単位
  • 支払い情報や管理者情報を設定
  • 企業単位やブランド単位で作成するのが一般的

【第2階層】キャンペーン

  • 予算や配信地域、配信期間を管理
  • 商品カテゴリーや施策ごとに分けるとわかりやすい
  • 例:「春の新商品キャンペーン」「リマーケティングキャンペーン」

【第3階層】広告グループ

  • 入札単価やターゲティング、キーワード(リスティング広告の場合)を設定
  • 同じテーマや訴求内容ごとにまとめる
  • 例:「メンズシューズ」「レディースシューズ」

【第4階層】広告

  • 実際にユーザーに表示されるクリエイティブ(広告文や画像)
  • 複数パターンを作成してテストするのが基本

この階層構造を理解すると、「予算を変更したいならキャンペーンレベル」「広告文を変更したいなら広告レベル」というように、どこで何を操作すべきかが明確になります。

Web広告の種類と媒体に関する用語

Web広告にはさまざまな種類があり、それぞれ特徴や強みが異なります。ここでは主要な広告タイプと媒体について解説します。

リスティング広告(検索連動型広告)

リスティング広告は、GoogleやYahoo!などの検索エンジンで、ユーザーが検索したキーワードに連動して表示される広告です。検索結果ページの上部や下部に「広告」や「スポンサー」といった表示とともに掲載されます。検索連動型広告とも呼ばれ、ユーザーが能動的に情報を探しているタイミングで表示されるため、購買意欲が高いユーザーにアプローチできるのが特徴です。

リスティング広告は主にテキスト形式で、見出しと説明文で構成されます。広告文にはキーワードを含めることで、ユーザーの検索意図と広告の関連性を高めることができます。クリック課金制(PPC)が一般的で、広告が表示されるだけでは費用は発生せず、クリックされた時点で課金されます。

ディスプレイ広告

ディスプレイ広告は、Webサイトやアプリ上の広告枠に表示される広告で、画像や動画、テキストなど多様な形式で配信できます。バナー形式で表示されることが多いため、バナー広告とも呼ばれます。リスティング広告とは異なり、ユーザーがコンテンツを閲覧しているときに表示されるため、潜在層への認知拡大やブランディングに適しています。

ディスプレイ広告は視覚的なインパクトが重要で、クリエイティブのデザインやメッセージが成果を大きく左右します。リマーケティング(一度サイトを訪れたユーザーに再度広告を表示する手法)との相性が良く、見込み顧客の育成に効果的です。

Google広告

Google広告は、Googleが提供する広告プラットフォームで、検索広告、ディスプレイ広告、動画広告、ショッピング広告など、多様な広告タイプを一元管理できます。Google検索はもちろん、YouTube、Googleマップ、Gmail、提携サイトなど、広範な配信面を持つのが強みです。

Google広告では、キャンペーンタイプとして検索キャンペーン、ディスプレイキャンペーン、動画キャンペーン、ショッピングキャンペーン、アプリキャンペーン、P-MAXキャンペーンなどが用意されています。P-MAX(パフォーマンス最大化)キャンペーンは、機械学習を活用してGoogleのすべての配信面に最適化された広告を自動配信する、比較的新しいキャンペーンタイプです。

Yahoo!広告

Yahoo!広告は、Yahoo!が提供する広告サービスで、検索広告とディスプレイ広告があります。検索広告はYahoo!検索結果ページに表示され、ディスプレイ広告(YDA)はYahoo!ニュースやYahoo!天気など、Yahoo!の関連サイトや提携サイトに表示されます。

日本国内ではYahoo!のユーザー数が多く、特に中高年層へのリーチに強いとされています。Google広告と併用することで、より幅広いユーザー層にアプローチできます。

SNS広告

SNS広告は、FacebookやInstagram、X(旧Twitter)、LINE、TikTokといったソーシャルメディアプラットフォーム上で配信される広告です。各プラットフォームのユーザー属性や利用目的が異なるため、商材やターゲットに応じて使い分けることが重要です。

Facebook/Instagram広告は、詳細なターゲティングが可能で、年齢や性別、興味関心、行動履歴などに基づいて精度の高い配信ができます。フィード広告、ストーリーズ広告、カルーセル広告など、多様なフォーマットが用意されています。

X広告(旧Twitter広告)は、リアルタイム性が高く、話題性のあるコンテンツやキャンペーンとの相性が良いです。拡散力を活かしたプロモーションが可能です。

LINE広告は、日本国内で圧倒的なユーザー数を誇るLINEアプリ内に配信される広告で、幅広い年齢層にリーチできます。トークリストやLINE NEWS、LINE VOOM(旧タイムライン)など、多様な配信面があります。

TikTok広告は、10代から20代の若年層に強く、短尺動画でのクリエイティブが求められます。エンタメ性の高いコンテンツとの親和性が高いです。

DSP広告

DSP(Demand-Side Platform)は、広告主側のプラットフォームで、複数のアドネットワークや広告枠を横断して広告配信を自動最適化するシステムです。SSP(Supply Side Platform)という媒体側のプラットフォームと連携し、RTB(リアルタイムビッディング)という仕組みで、ユーザーがページを表示した瞬間に入札を行い、最適な広告を表示します。

DSP広告は、ターゲティングの精度が高く、ユーザーの属性や行動履歴に基づいて広告を配信できます。複数の媒体に一括で配信できるため、運用効率が高いのがメリットです。

アフィリエイト広告

アフィリエイト広告は、成果報酬型の広告で、アフィリエイターと呼ばれる個人や企業が運営するWebサイトやブログに広告を掲載し、成果が発生した場合にのみ報酬を支払います。広告主にとってはリスクが低く、費用対効果が明確なのが特徴です。

純広告

純広告は、特定のメディアの広告枠を買い取って掲載する広告で、期間保証やインプレッション保証といった形で契約します。運用型広告とは異なり、決められた期間は必ず広告が表示されるため、ブランディングや認知拡大に適しています。掲載期間や枠によって料金が決まるため、予算管理がしやすいのもメリットです。

広告入稿・設定に関する用語

広告を配信するには、アカウント構造の理解と適切な設定が欠かせません。ここでは入稿時に必要な用語を解説します。

広告アカウント

広告アカウントは、広告管理の最上位階層で、支払い方法や管理者情報、請求先情報などを設定します。企業単位やブランド単位で作成することが一般的で、複数のキャンペーンを一元管理できます。

キャンペーン

キャンペーンは、広告アカウントの下に位置する階層で、広告配信の目的や予算、配信地域、配信期間、入札戦略などを設定します。商品カテゴリーや施策ごとにキャンペーンを分けることで、予算配分や効果測定がしやすくなります。

キャンペーンレベルでは、日予算や総予算を設定し、配信ペースをコントロールします。また、配信する曜日や時間帯を指定することも可能です。

広告グループ

広告グループは、キャンペーンの下に位置する階層で、入札単価やターゲティング、キーワード(リスティング広告の場合)、広告クリエイティブを設定します。同じテーマや訴求内容ごとに広告グループをまとめることで、運用管理がしやすくなります。

リスティング広告では、広告グループごとにキーワードをまとめ、それに合った広告文を作成します。ディスプレイ広告では、ターゲティング設定やバナー画像を広告グループごとに管理します。

広告クリエイティブ

広告クリエイティブは、実際にユーザーに表示される広告の素材で、テキスト広告の場合は見出しや説明文、ディスプレイ広告や動画広告の場合は画像や動画素材を指します。クリエイティブの質は、CTR(クリック率)やCVR(コンバージョン率)に直結するため、A/Bテストを繰り返して最適化することが重要です。

ランディングページ(LP)

ランディングページは、広告をクリックしたユーザーが最初に訪れるページです。広義にはWebサイトのどのページでもランディングページと呼べますが、広告業界では特に、コンバージョン獲得を目的として作られた縦長の専用ページを指すことが多いです。

LPは、ユーザーの興味を引き、行動を促すための構成になっており、ファーストビューでの訴求、ベネフィットの提示、信頼性の証明、行動喚起(CTA)などの要素で構成されます。広告文とLPの内容が一致していることが、CVRを高めるポイントです。

サンクスページ

サンクスページは、コンバージョン完了後に表示されるページで、「お申し込みありがとうございました」「ご購入ありがとうございます」といったメッセージが表示されます。広告の効果測定では、サンクスページのURLをコンバージョンポイントとして設定することが一般的です。

パラメータ

パラメータは、URLの末尾に付与される変数で、広告のトラッキングやデータ収集に使われます。例えば、Google Analyticsで広告の流入元を識別するために、UTMパラメータを付与します。

パラメータの例として、「?utm_source=google&utm_medium=cpc&utm_campaign=spring_sale」といった形でURLに追加します。これにより、どの広告媒体、どのキャンペーンからの流入かを正確に把握できます。

マッチタイプ

マッチタイプは、リスティング広告で設定するもので、キーワードとユーザーの検索語句の一致度を指定します。マッチタイプには、完全一致、フレーズ一致、部分一致の3種類があります。

完全一致は、設定したキーワードと検索語句が完全に一致した場合にのみ広告が表示されます。フレーズ一致は、キーワードが検索語句に含まれていれば、前後に別の単語があっても広告が表示されます。部分一致は、キーワードに関連する検索語句に対して広告が表示され、最も配信範囲が広いマッチタイプです。

マッチタイプを使い分けることで、配信範囲やクリック単価をコントロールできます。初期は部分一致で幅広く配信し、効果の良いキーワードを完全一致やフレーズ一致で追加していくのが一般的な運用手法です。

プレースメント

プレースメントは、広告が表示されるサイトやページ、アプリの場所を指します。ディスプレイ広告や動画広告で、特定のWebサイトやYouTubeチャンネルを指定して配信することをプレースメントターゲティングといいます。

プレースメントを指定することで、ブランドセーフティ(広告が不適切なコンテンツの隣に表示されるリスクを避けること)を確保したり、特定のメディアのユーザーに絞って配信したりできます。

デバイス

デバイスは、広告が表示される端末の種類で、パソコン、スマートフォン、タブレット、テレビ画面などがあります。媒体によっては、デバイスごとに入札単価を調整したり、特定のデバイスのみに配信したりすることができます。

近年はスマートフォンからのアクセスが増えているため、モバイル対応のクリエイティブやLPが重要です。デバイス別の成果を分析し、効果の高いデバイスに予算を配分することで、費用対効果を高められます。

オーディエンス

オーディエンスは、広告を配信するターゲット層のことで、年齢、性別、地域、興味関心、購買行動などの属性で定義されます。精緻なオーディエンス設定により、関心度の高いユーザーに効率的にリーチできます。

オーディエンスには、アフィニティ(興味関心)、購買意向、ライフイベント、カスタムオーディエンス、リマーケティングリストなど、さまざまな種類があります。

リマーケティング(リターゲティング)

リマーケティングは、一度Webサイトを訪れたユーザーに対して、再度広告を表示する手法です。Googleでは「リマーケティング」、Yahoo!やその他の媒体では「リターゲティング」と呼ばれることが多いですが、仕組みは同じです。

サイト訪問者はすでに商品やサービスに関心を持っている可能性が高いため、リマーケティング広告は高いCVRを期待できます。訪問ページや滞在時間によってリストを分け、それぞれに最適なメッセージで訴求することが効果的です。

アトリビューション

アトリビューションは、コンバージョンに至るまでの各接触点(広告やチャネル)の貢献度を測る考え方です。ユーザーは通常、複数の広告やメディアに接触してからコンバージョンに至るため、最後にクリックした広告だけを評価するのではなく、途中の接触点も評価する必要があります。

アトリビューションモデルには、ラストクリック(最後の接触を100%評価)、ファーストクリック(最初の接触を100%評価)、線形(すべての接触を均等に評価)、減衰(コンバージョンに近い接触ほど高く評価)、接点ベース(最初と最後を重視)、データドリブン(機械学習で最適配分)などがあります。

入札価格

入札価格は、広告のオークションで支払う意思のある上限金額です。クリック課金型の場合、1クリックあたりの上限単価を設定します。入札価格が高いほど広告が表示されやすくなりますが、費用も増加するため、費用対効果を見ながら調整します。

手動入札と自動入札があり、自動入札では機械学習が目標(CPA、ROAS、クリック数最大化など)に基づいて入札額を自動調整します。初心者は自動入札から始め、データが蓄積された後に手動調整を検討するのが一般的です。

広告運用・最適化に関する用語

広告を配信するだけでは成果は上がりません。継続的な運用と最適化が必要です。ここでは運用時に重要な用語を解説します。

A/Bテスト

A/Bテストは、2つ以上のパターンを用意して、どちらがより良い成果を出すかを比較検証する手法です。広告クリエイティブ、LP、見出し、CTA(行動喚起ボタン)など、あらゆる要素でテストを実施できます。

A/Bテストを行う際は、一度に複数の要素を変えるのではなく、1つの要素だけを変えて検証することが基本です。これにより、どの変更が成果に影響したのかを明確に判断できます。

PDCAサイクル

PDCAサイクルは、Plan(計画)、Do(実行)、Check(評価)、Action(改善)の4段階を繰り返すことで、継続的に成果を改善する手法です。Web広告運用では、キャンペーンの設計、配信、データ分析、改善施策の実施というサイクルを回し続けることが重要です。

Planでは、目標設定、ターゲティング、予算配分、評価指標を決めます。Doでは、広告を配信し、データを収集します。Checkでは、目標に対する達成度を分析し、課題を抽出します。Actionでは、分析結果に基づいて入札調整、クリエイティブ変更、ターゲティング見直しなどの改善策を実施します。

LPO(ランディングページ最適化)

LPOは、ランディングページのCVRを高めるために、構成やデザイン、コピー、CTAなどを改善する取り組みです。ヒートマップツールやユーザーテストを活用し、ユーザーの行動を分析しながら最適化を進めます。

LPOでは、ファーストビューの訴求力、情報の順序、信頼性を示す要素(実績、お客様の声、メディア掲載など)、フォームの入力項目数、CTAボタンの色や文言など、細部まで検証します。

Google アナリティクス 4(GA4)

Google アナリティクス 4は、Googleが提供するアクセス解析ツールの最新版で、Webサイトやアプリのユーザー行動を詳細に分析できます。従来のユニバーサルアナリティクスから移行が進み、イベントベースの計測やクロスプラットフォーム分析が可能になりました。

GA4とGoogle広告を連携することで、広告経由のユーザー行動やコンバージョン経路を詳しく把握でき、広告の最適化に活用できます。

Googleタグマネージャー(GTM)

Googleタグマネージャーは、Webサイトに設置する各種タグ(アクセス解析タグ、広告タグ、コンバージョンタグなど)を一元管理できるツールです。タグの追加や変更をサイトのソースコードを直接編集せずに行えるため、運用の手間が大幅に削減されます。

GTMを使うことで、エンジニアに依頼せずにマーケティング担当者自身がタグを管理でき、施策のスピードが上がります。

広告ランク

広告ランクは、広告の掲載順位を決定する指標で、入札価格と品質スコア(広告の品質評価)を掛け合わせて算出されます。広告ランクが高いほど上位に表示されやすく、クリック単価も抑えられる可能性があります。

品質スコアは、広告の関連性、推定クリック率、ランディングページの利便性などで評価されます。入札価格を上げるだけでなく、広告の品質を高めることが、効率的な運用につながります。

品質スコア/品質インデックス

品質スコアは、Google広告で使われる指標で、キーワード、広告文、LPの品質を1から10の数値で評価します。品質スコアが高いと、同じ入札価格でも上位表示されやすくなり、クリック単価も低く抑えられます。

Yahoo!広告では品質インデックスと呼ばれ、同様に広告の品質を評価します。品質を高めるには、キーワードと広告文の関連性を高め、LPの内容を充実させ、ユーザー体験を向上させることが重要です。

広告分析・効果測定に関する指標用語

広告の成果を測定し、改善につなげるには、各種指標を正しく理解することが不可欠です。ここでは実務で頻出する指標用語を解説します。

Impression(インプレッション、インプ、imp)

インプレッションは、広告が表示された回数を表します。略してインプやimpと呼ばれることも多いです。インプレッション数が多いほど、多くのユーザーに広告が届いていることを意味しますが、表示されただけでは成果にはつながらないため、クリックやコンバージョンといった次のステップの指標も合わせて評価する必要があります。

CPM(Cost Per Mille)

CPMは、広告が1,000回表示されるごとにかかる費用を表します。Milleはラテン語で1,000を意味します。CPMは、ブランド認知や露出を目的とした広告で重視される指標で、「広告費÷インプレッション数×1,000」で計算されます。

CPM課金型の広告では、表示回数に応じて費用が発生し、クリックされなくても課金されます。

IS(インプレッションシェア)

インプレッションシェアは、広告が表示可能だった機会のうち、実際に表示された割合を示します。ISが低い場合、予算不足や広告ランクの低さが原因で、広告の表示機会を逃している可能性があります。

ISを改善するには、予算を増やすか、入札価格や品質スコアを向上させて広告ランクを高める必要があります。ISを高めることで、より多くのユーザーにリーチできます。

クリック数

クリック数は、広告がクリックされた回数です。クリック数が多いほど、広告に興味を持ったユーザーが多いことを意味します。ただし、クリック数が多くてもコンバージョンにつながらなければ意味がないため、後続の指標も確認する必要があります。

CPC(Cost Per Click、クリック単価)

CPCは、広告が1回クリックされるごとにかかる費用です。「広告費÷クリック数」で計算されます。CPCが低いほど、少ない費用で多くのクリックを獲得でき、費用効率が良いといえます。

CPCは、競合の多いキーワードや人気の配信面では高くなる傾向があります。CPCを抑えるには、品質スコアを高める、ロングテールキーワード(検索ボリュームは少ないが競合も少ないキーワード)を狙う、配信時間や配信地域を絞るといった工夫が有効です。

CTR(Click Through Rate、クリック率)

CTRは、広告が表示された回数(インプレッション)のうち、クリックされた割合を表します。「クリック数÷インプレッション数×100」で計算され、パーセンテージで示されます。

CTRが高いほど、広告がユーザーの興味を引いていることを意味します。CTRを改善するには、広告文やクリエイティブの訴求力を高める、ターゲティングを精緻化して関心度の高いユーザーに絞る、といった施策が効果的です。

CPV(Cost Per View)

CPVは、動画広告が1回視聴されるごとにかかる費用です。動画広告では、再生時間や視聴完了率も重要な指標となり、ユーザーが動画の内容に興味を持ったかどうかを測ることができます。

CPI(Cost Per Install)

CPIは、アプリが1回インストールされるごとにかかる費用です。アプリプロモーションでは、インストール数だけでなく、その後の起動率や継続利用率も重要な指標となります。

CV(コンバージョン)

コンバージョンは、広告の最終的な成果を表します。商品購入、資料請求、会員登録、問い合わせなど、サイトやキャンペーンの目的に応じて定義されます。コンバージョンが発生することで、広告が成果に結びついたといえます。

コンバージョンには、直接コンバージョン(広告を直接クリックしてコンバージョンに至った)と間接コンバージョン(広告接触後、別の経路を経てコンバージョンに至った)があります。

CVR(Conversion Rate、コンバージョン率)

CVRは、広告をクリックしたユーザーのうち、コンバージョンに至った割合を表します。「コンバージョン数÷クリック数×100」で計算されます。

CVRが高いほど、LPやサイトの内容がユーザーのニーズに合っており、行動を促す設計になっているといえます。CVRを改善するには、LPOや購入フローの改善、信頼性の向上、フォームの最適化などが有効です。

CPA(Cost Per Action、コンバージョン単価、獲得単価)

CPAは、1件のコンバージョンを獲得するためにかかった費用を表します。「広告費÷コンバージョン数」で計算されます。CPAが低いほど、効率的にコンバージョンを獲得できているといえます。

CPAは、広告運用の最も重要な指標の一つで、目標CPAを設定し、それを達成するために入札調整やターゲティング最適化を行います。

CPO(Cost Per Order)

CPOは、1件の受注(注文)を獲得するためにかかった費用です。「広告費÷注文数」で計算されます。CPAと似ていますが、CPOは最終的な受注を成果とする点が異なります。

たとえば、資料請求をコンバージョンとする場合はCPAで測定しますが、その後の商談や成約までを含めた場合はCPOで評価します。

ROAS(Return On Advertising Spend、広告費用対効果)

ROASは、広告費に対してどれだけの売上が得られたかを示す指標です。「売上÷広告費×100」で計算され、パーセンテージで表されます。

たとえば、広告費10万円で売上50万円が得られた場合、ROAS=500%となります。ROASが100%を超えていれば、広告費以上の売上が出ていることになります。

ROASは、ECサイトや通販など、売上を直接測定できるビジネスで重視される指標です。ROASを高めるには、CPAを下げる、客単価を上げる、リピート購入を促すといった施策が有効です。

ROI(Return On Investment、投資収益率)

ROIは、投資に対してどれだけの利益が得られたかを示す指標です。「(売上-投資額)÷投資額×100」で計算されます。ROASが売上を基準にするのに対し、ROIは利益を基準にするため、より事業の収益性を正確に把握できます。

ROIがプラスであれば投資が成功していることを意味し、マイナスであれば投資額に見合う利益が出ていないことになります。

PV(Page View、ページビュー)

PVは、Webサイト内の特定のページが表示された回数です。PV数が多いほど、サイトが閲覧されていることを示します。広告経由のPV数を分析することで、どの広告がサイトへの流入に貢献しているかを把握できます。

UU(Unique User、ユニークユーザー)

UUは、一定期間内にWebサイトを訪れたユーザーの数です。同じユーザーが複数回訪問しても、UUは1とカウントされます。UUを見ることで、実際に何人のユーザーにリーチできたかが分かります。

セッション数

セッション数は、ユーザーがサイトに訪問してから離脱するまでの一連の行動を1セッションとしてカウントした数です。訪問数やビジット数とも呼ばれます。セッション数を見ることで、サイトへの訪問頻度を把握できます。

直帰率

直帰率は、サイトを訪れたユーザーが、最初のページだけを見て離脱した割合です。直帰率が高い場合、ユーザーの期待とページの内容が合っていない、ページの読み込みが遅い、デザインが見づらいなどの問題がある可能性があります。

ただし、最初のページで目的を達成したために直帰する場合もあるため、一概に悪い指標とは限りません。広告とLPの内容を一致させることで、直帰率を下げることができます。

離脱率

離脱率は、あるページがユーザーのサイト訪問の最後のページとなった割合です。フォームや購入ページで離脱率が高い場合、入力項目が多すぎる、エラーが出やすい、不安要素があるなど、ユーザーが行動を完了できない原因がある可能性があります。

回遊率

回遊率は、1回の訪問でユーザーが閲覧したページ数の平均です。「PV数÷セッション数」で計算されます。回遊率が高いほど、ユーザーがサイト内の複数のページに興味を持って閲覧していることを意味します。

滞在時間

滞在時間は、ユーザーがサイトに滞在していた時間です。滞在時間が長いほど、コンテンツに興味を持って読まれている可能性が高いですが、ページが分かりにくく迷っている場合もあるため、他の指標と合わせて判断する必要があります。

参照元(リファラー)

参照元は、ユーザーがどこからサイトに流入したかを示します。広告、検索エンジン、SNS、他サイトのリンクなど、流入元を把握することで、どのチャネルが効果的かを判断できます。

SEO・検索エンジン関連の用語

Web広告とSEOは密接に関連しており、併用することで相乗効果が期待できます。ここではSEO関連の基礎用語を解説します。

SEM(Search Engine Marketing、検索エンジンマーケティング)

SEMは、検索エンジンを活用したマーケティング手法の総称で、SEOとリスティング広告(検索連動型広告)の両方を含みます。SEMを効果的に活用することで、検索経由のトラフィックを最大化できます。

検索エンジン

検索エンジンは、GoogleやYahoo!、Bingなど、インターネット上の情報を検索するためのシステムです。ユーザーがキーワードを入力すると、関連性の高いWebページを表示します。

SEO(Search Engine Optimization、検索エンジン最適化)

SEOは、検索結果で自社サイトを上位表示させるための取り組みです。キーワード選定、コンテンツの質向上、内部リンク構造の最適化、被リンク獲得などの施策を行います。SEOで上位表示されると、広告費をかけずに継続的な流入が期待できます。

オーガニック検索(自然検索)

オーガニック検索は、検索結果ページの広告枠を除いた通常の検索結果のことです。SEO施策によって上位表示を目指します。オーガニック検索からの流入は、費用がかからず、信頼性も高いとされています。

検索クエリ

検索クエリは、ユーザーが検索エンジンに入力したキーワードやフレーズのことです。リスティング広告では、検索クエリレポートを確認することで、どのような検索語句で広告が表示されたかを把握でき、キーワード追加や除外キーワード設定に活用できます。

ビッグワード

ビッグワードは、検索ボリュームが多いキーワードです。一般的に月間検索回数が1万回以上のキーワードを指します。ビッグワードで上位表示できれば大量の流入が期待できますが、競合が多く、上位表示が難しいのが特徴です。

スモールワード(ロングテールキーワード)

スモールワードは、検索ボリュームが少ないキーワードで、一般的に月間検索回数が1,000回以下のキーワードを指します。ロングテールキーワードとも呼ばれ、複数の単語を組み合わせた具体的なキーワードが該当します。

スモールワードは競合が少ないため、比較的容易に上位表示でき、コンバージョンにつながりやすいのが特徴です。スモールワードを積み重ねることで、安定した流入を確保できます。

アルゴリズム

アルゴリズムは、検索エンジンが検索結果の順位を決定するための計算式やルールのことです。Googleは定期的にアルゴリズムをアップデートしており、SEO施策もそれに合わせて変化させる必要があります。

被リンク(バックリンク)

被リンクは、外部サイトから自社サイトへ張られたリンクのことです。信頼性の高いサイトからの被リンクは、SEO評価を高める重要な要素とされています。ただし、不自然なリンク獲得はペナルティの対象となるため、自然な形での獲得が推奨されます。

Webマーケティング全般の用語

広告運用は、Webマーケティング全体の一部です。ここでは広告と関連する周辺用語を解説します。

ペルソナ

ペルソナは、商品やサービスの典型的なターゲット顧客像を具体的に設定したものです。年齢、性別、職業、居住地、趣味、悩み、価値観などを詳細に定義することで、マーケティング施策の方向性が明確になり、チーム内での認識も統一されます。

デモグラフィック

デモグラフィックは、人口統計学的な属性のことで、年齢、性別、居住地域、所得、家族構成、職業などを指します。広告のターゲティング設定で活用される基本的な属性です。

カスタマージャーニー

カスタマージャーニーは、顧客が商品を認知してから購入、その後の利用までの一連のプロセスを旅に見立てたものです。各段階での顧客の行動、感情、接点を可視化することで、適切なタイミングで適切なメッセージを届けることができます。

カスタマージャーニーマップを作成することで、広告の役割や配信タイミング、訴求内容を設計しやすくなります。

フリークエンシー

フリークエンシーは、1人のユーザーが広告に接触する頻度のことです。適切なフリークエンシーは商材によって異なりますが、接触回数が少なすぎると認知されず、多すぎるとユーザーに嫌悪感を与える可能性があります。

フリークエンシーキャップ(上限設定)を活用することで、同じユーザーへの過度な広告表示を防ぎ、広告費の無駄を削減できます。

CTA(Call To Action、行動喚起)

CTAは、ユーザーに具体的な行動を促すボタンやリンクのことです。「今すぐ購入」「資料請求はこちら」「無料で試す」といった文言で、ユーザーの次のアクションを明確に示します。

CTAのデザインや文言、配置は、CVRに大きく影響するため、A/Bテストで最適化することが重要です。

KGI(Key Goal Indicator、重要目標達成指標)

KGIは、ビジネスの最終的な目標を測る指標です。売上高、利益率、契約件数など、組織やプロジェクトの成功を示す数値目標がKGIとなります。

KPI(Key Performance Indicator、重要業績評価指標)

KPIは、KGI達成に向けた中間指標で、プロセスの進捗を測るために設定されます。広告運用では、インプレッション数、クリック数、CV数、CPA、ROASなどがKPIとして設定されます。

KPIを適切に設定し、定期的にモニタリングすることで、目標達成に向けた進捗を管理し、必要な改善策を早期に講じることができます。

CRM(Customer Relationship Management、顧客関係管理)

CRMは、顧客との関係を管理し、顧客満足度やロイヤルティを高めるための取り組みです。顧客データを一元管理し、最適なコミュニケーションを行うことで、リピート購入や顧客生涯価値の向上を目指します。

LTV(Life Time Value、顧客生涯価値)

LTVは、1人の顧客が取引開始から終了までにもたらす利益の総額です。LTVが高いほど、長期的に価値のある顧客といえます。広告運用では、CPAがLTVを上回らないようにすることが重要です。

リピート購入が見込める商材では、初回のCPAが高くても、LTVで回収できれば問題ありません。LTVを意識することで、長期的な視点での投資判断ができます。

オウンドメディア

オウンドメディアは、企業が自社で保有・運営するメディアのことで、コーポレートサイト、ブログ、メールマガジンなどが該当します。オウンドメディアでコンテンツを充実させることで、SEOやブランディングに貢献し、広告との相乗効果が期待できます。

コンテンツマーケティング

コンテンツマーケティングは、価値あるコンテンツを提供することで、見込み顧客を育成し、ファン化を目指すマーケティング手法です。記事、動画、ホワイトペーパー、ウェビナーなど、さまざまな形式のコンテンツを活用します。

広告で集客し、コンテンツマーケティングで育成、そしてコンバージョンへ導くという流れが効果的です。

エンゲージメント

エンゲージメントは、ユーザーと企業やブランドとの結びつきの強さを表します。SNS広告では、いいね、シェア、コメント、保存といったアクションをエンゲージメントとして測定します。エンゲージメントが高いほど、ユーザーの関心度が高いといえます。

トラッキング

トラッキングは、広告のクリックやコンバージョンなどのユーザー行動を追跡・記録することです。トラッキングタグをサイトに設置することで、広告の効果測定が可能になります。

広告運用に使う主要ツールの用語

広告運用を効率化し、精度を高めるために、さまざまなツールが活用されます。

Google Ads Editorは、Google広告をオフラインで編集できるデスクトップアプリケーションです。大量のキャンペーンや広告グループを一括で編集でき、変更内容を確認してからアップロードできるため、運用効率が大幅に向上します。

キャンペーンエディター

キャンペーンエディターは、Yahoo!広告をオフラインで編集できるツールで、Google Ads Editorと同様の機能を持ちます。大量の広告を効率的に管理できます。

アクセス解析

アクセス解析は、Webサイトへの訪問者数、ページビュー、滞在時間、離脱率、流入元などを分析することです。Google Analyticsが代表的なツールで、広告の効果を正確に測定するために欠かせません。

アトリビューション分析

アトリビューション分析は、コンバージョンに至るまでの各接触点の貢献度を分析する手法です。複数の広告やチャネルに接触してからコンバージョンする場合、どの接点がどれだけ貢献したかを評価します。

タグ

タグは、Webサイトに埋め込むコードで、アクセス解析や広告効果測定、リマーケティングなどの機能を実現します。Google Analyticsタグ、Google広告のコンバージョンタグ、リマーケティングタグなど、目的に応じたタグを設置します。

ヒートマップ

ヒートマップは、Webページ上でユーザーがどこをクリックしたか、どこまでスクロールしたか、どこを注視したかを色で可視化するツールです。ヒートマップを活用することで、ユーザーの行動を直感的に理解し、LPOに役立てることができます。

よくある間違いや混同しやすい用語

Web広告用語には、似ているが意味が異なるものや、媒体によって呼び方が違うものがあります。ここでは混同しやすい用語を整理します。

CPAとCPO

CPAは1件のコンバージョン獲得にかかった費用、CPOは1件の受注にかかった費用です。CPAは中間目標(資料請求、問い合わせなど)、CPOは最終目標(受注、契約)を成果とする点が異なります。

リマーケティングとリターゲティング

リマーケティングはGoogleの用語、リターゲティングはYahoo!やその他媒体の用語ですが、仕組みは同じです。一度サイトを訪れたユーザーに再度広告を表示する手法を指します。

ROASとROI

ROASは広告費に対する売上の割合、ROIは投資に対する利益の割合です。ROASは売上ベース、ROIは利益ベースで評価するため、より正確な収益性を測るにはROIを使います。

PVとUU

PVはページが表示された回数、UUはサイトを訪れたユーザーの数です。同じユーザーが5ページ閲覧した場合、PVは5、UUは1となります。

直帰率と離脱率

直帰率は最初のページだけ見て離脱した割合、離脱率はあるページが最後のページとなった割合です。直帰率はサイト全体やLPの評価、離脱率は特定ページの問題点を把握するのに使います。

インプレッション保証と期間保証

純広告の契約形態で、インプレッション保証は指定した表示回数を保証、期間保証は指定した期間の掲載を保証します。それぞれ目的に応じて選択します。

おわりに

Web広告の専門用語は、業務を進める上での共通言語であり、正確な理解が運用の質を左右します。用語を知らないと、データの読み間違いや誤った判断につながり、成果を損なう可能性があります。

本記事では、広告の種類、入稿・設定、運用・最適化、分析・効果測定、SEO、Webマーケティング、ツールに関する用語を解説しました。

用語を理解することで、データ分析の精度が上がり、改善施策の立案がスムーズになります。クライアントや上司への報告も説得力を持ち、チーム内のコミュニケーションも円滑になります。

Web広告の世界は常に進化しており、新しい用語や概念が次々と登場します。基礎を固めたら、実務経験を積みながら知識を深め、最新のトレンドもキャッチアップしていきましょう。
「用語はわかったけれど、自社の場合はどの媒体で、どんな指標を追うべきか迷っている」という方は、ぜひ一度 monomode へご相談ください。貴社のビジネス成長に直結する戦略的な運用をサポートいたします。