WordPressを使ってWEBサイトを作るというのが今は一般化しているものの、通常のWEBサイトと比べて何が優れているのかが良くわかっていないで使っていたり、制作の依頼している方も多いのではないでしょか。単にブログとして利用することもできるWordPressですが、その拡張性は大規模サイトからWEBサービスに至るまで様々なWEB制作に対応できます。そんなWordPressですが、なぜこんなにもWordPress使用したWEBサイトが多いのか?
WordPressを利用するメリットやデメリットは何かをまとめてみました。
目次
WordPressを使うメリットを分かりやすく解説
そもそもWordPressとは
WordPressとは本来はブログを書くために生まれたオープンソースのソフトウェアです。完全無料で広告も表示されないブログサイトを誰でも簡単に作れるというのは画期的なことです。オリジナルドメインでの使用も可能ですし、膨大な数のデザインテンプレートが公開されていますので自分の好みにあったテンプレートを導入することもできます。ただし、完全無料とはいっても、インストールする為のサーバーが必要なので、ドメインはオリジナルドメインを取取得しない場合でも、レンタルサーバーの契約は必須ですのでご注意ください。
・完全無料
・広告非表示のサイトが簡単に作れる
・オリジナルドメインの使用が可能
・SEO対策が行いやすい
・自分でインストールすることが必要となる
・レンタルサーバーは必要
WordPress(ワードプレス)は、オープンソースのブログソフトウェアである。PHPで開発されており、データベース管理システムとしてMySQLを利用している(後述のプラグインよりSQLiteでの使用も可能)。単なるブログではなくCMSとしてもしばしば利用されている。b2/cafelogというソフトウェアのフォーク(後継)として開発、2003年5月27日に初版がリリースされた[1]。GNU General Public License(GPL)の下で配布されている。
Wikipediaより
通常のWEBサイト(静的WEBページ)との違い
オリジナルドメインでサイトを簡単に作れるということだけをメリットにあげると、ちょっとHTMLやCSSの知識がある方にとってはメリットはないのではないか?という事になりそうですが、ワードプレスの一番の強みはなんといっても、プラグインの多さとその拡張性です。システムやプログラムに詳しくなくても、プラグインを導入することであらゆる機能が簡単に使えるようになります。
勿論カスタマイズをするには、ある程度専門的な知識が必要になることもあります。たとえばお問い合わせフォームを作るにしても、通常のサイト作成であれば、メールフォーム用のCGIを探してくる必要があります。
phpやperlなどの知識が少しばかりないと、上手く作動させられないということもあるかと思います。
また、探してきたCGIによってはサーバーにアップした際にパーミッションの設定をしなければならなかったり、文字コードがShift-Jisに限定されている等といったことも多いです。
これらの話が全く分からないという方でもワードプレスであれば、メールフォームのプラグインを導入するだけで全ての設定が終わるというのはとても画期的なことです。
また、通常は何かしらのエディターソフト(ホームページビルダーやドリームウィーバーなど)がなければサイト更新が出来ないのに対して、ワードプレスは管理画面もWEB上にあるので、特別なソフトが必要なこともありません。
・プラグインが豊富にある
・専門的な知識がなくとも、色々な機能が実装できる
・特殊なソフトは不要
・カスタマイズには専門的な知識がある程度必要
WordPressでWEBサイトを作るデメリットは
では、WordPressでWEBサイトで制作・サイト運営をするデメリットは何もないのか?
というとそういうわけでもありません。ちょっと気を使いたいのはバックアップです。
通常のサイト(静的WEBページ)だと、サイトデータ一式が手元にあれば、何かのトラブルの時にも、大抵ある程度までは元に戻せることがほとんどかと思います。ところがWordPressの場合、サイトのデザイン的な部分のデータに関してはサーバー上にありますが、記事の中身などは全てサーバーのデータベースと言われるところに蓄積されていきます。WordPressでサイトを運営されている方もデータベースの定期的なバックアップは意外とされていないこともありますよね。また、データベースのバックアップ作業というものも、ちょっとばかり特殊な作業になるので、基本的に個人で外注してサイトを作ってもらったような人は出来ないのではないかと思われます。
制作・サイト運営こそ簡単なワードプレスですが、運用を続けること、カスタマイズをすることはある程度の知識が必要となります。
また、そもそもが最初にもお伝えしたようにブログを書くためのシステムとして開発されたのがWordPressです。
更新が頻繁にないサイトや、ランディングページのような1ページ物のサイトなどであれば通常の(静的WEBページ)WEBサイトで問題ないかと思います。
文章ベースのページを定期的に更新したいサイトでないのであれば、通常のサイト制作でも問題ないでしょう。
主には以上のようなメリット・デメリットが通常のサイト制作との違いになります。
WordPressで作れば、素人でも何でも簡単に出来る様になるというわけではないのでご注意ください!とはいえ、特殊な準備はほとんど不要で、更新もブログなどの記事執筆要素のみなのであれば、WordPressのメリットを最大限活用できます。