Webサイト制作の過程では、デザイン案の確認や修正依頼をする場面が何度も訪れます。
しかし「どの案が良いのか自信を持って決められない…」と迷ってしまうことも多いのではないでしょうか。
今回は、Webサイト制作においてデザイン確認をスムーズに進めるためのポイントをまとめました。
目次
目的を達成できるかを確認する
デザインを確認する際、「かっこいい」「かわいい」といった第一印象だけで判断してしまうことがあります。
もちろん見た目の美しさも重要ですが、Webサイト制作において最も大切なのは そのデザインが目的を達成できるかどうか です。
例えば、Webサイトの目的が「お問い合わせ数を増やす」ことだとします。
この場合、お問い合わせボタンが目立たない、連絡先情報が探しにくいデザインでは成果につながりません。
デザイン案を見るときは、
-
サイト全体の導線
-
コンテンツの配置
-
ボタンやフォームのわかりやすさ
などが、目的達成に貢献しているかを意識してチェックしましょう。
フィードバックは具体的に伝える
デザインを確認していると「なんとなく違和感がある」と感じることもあります。
その感覚を言葉にできずに抽象的なまま伝えると、制作側に正しく意図が伝わらず、修正のやり取りが増えてしまうことも。
そこで役立つのが 5W1H です。
Who(だれが) / When(いつ) / Where(どこで) / What(何を) / Why(なぜ) / How(どうするか)
の6つです。
例えば、飲食店のWebサイト制作で「予約数を増やしたい」ケースを考えましょう。
-
Who:サラリーマンが
-
When:夕方ごろに
-
Where:飲食店へ
-
What:座席の空き状況を
-
Why:同僚と食事をするために
-
How:Webサイトから問い合わせを行う
このように整理して指示すると「予約ボタンをもっと大きく配置したほうがいい」「メニューをトップページに載せるべき」など、具体的な改善提案につながります。
言葉以外の方法も活用する
「オシャレ」「かっこいい」などの抽象的な言葉は、人によってイメージが異なり、制作側に正確に伝わらないこともあります。
そんな時は、
-
映画やゲームのシーンを例にする
-
画像検索で近い雰囲気の写真を共有する
-
競合サイトや参考サイトを提示する
といった 言葉以外の方法 を使ってイメージを共有するのがおすすめです。
Webサイト制作は「依頼者のイメージ」と「デザイナーの表現」をすり合わせながら進めていくプロセスです。テキストだけにこだわらず、ビジュアルやストーリーを活用することで、より的確なフィードバックができるようになります。
まとめ
Webサイト制作でデザインを確認する際は、
-
目的に合っているか
-
フィードバックを具体的に伝えること
-
言葉以外の方法も取り入れること
この3つを意識するだけで、迷いが減り、制作の進行もスムーズになります。
「見た目の好み」ではなく「目的達成に必要かどうか」を基準にチェックしていくことが、成果につながるWebサイト制作の鍵です。