デザイン案の確認や、修正を依頼する時など、自信を持って決められないとき迷うことはありませんか。
今回は、迷わないためのポイントについてまとめてみました。
目次
目的を達成できるか
デザイン案を確認する際に、「かっこいい・かわいい」など、
ビジュアル的な印象で決めたくなるかもしれません。
見た目の綺麗さも大切ですが、最も重要なのはそのデザインが設定された目的に適しているかどうかです。
例えば、ウェブサイトにおいて「お問い合わせ数を増やしたい」と考えている場合、お問い合わせボタンが目立たず、連絡先の情報が見つけにくいデザインは、望ましくありません。
サイト全体、各パーツなどが、目的達成を助けるデザインになっているかを確認します。
フィードバックは具体的に
目的に合っているかを確認していく中で、デザインに違和感を覚えることがあるかもしれません。
その時には「5W1H」を使って、違和感や不安に感じている原因を具体的に特定し
デザイナーや制作会社と共有しましょう。
▼5W1Hとは
- Who だれが
- When いつ
- Where どこで
- What 何を
- Why なぜ
- How どうするか
の6つです。
例えば、飲食店の店主が「お問い合わせ数を増やしたい」という目的を持っていた場合。
- Who サラリーマンが
- When 夕方頃に
- Where 飲食店へ
- What 座席が空いてるかを
- Why 後輩とご飯を食べにいくために
- How 飲食店のWebサイトから問い合わせを行う
「飲食店」と言っても、業種によって価格帯や店内の雰囲気が異なりますが、このように、情報整理を行うことで目指す方向性を絞り込むことができます。
また、実例と合わせて指示をすることで、フィードバックの内容が具体的になります。
言葉以外の方法も
5W1Hを軸に実際に進めてみると、上記のように簡潔に整理することが難しい場面があります。
また、指示をする際、「オシャレ」のような表現は「エレガント」「シック」「クール」などのさらなる分類が出来る抽象的な言葉のため、デザイナーや制作会社に指示が伝わりきらないことも出てきます。
そのような時は、シチュエーションやストーリーなどを伝えるだけでも、制作会社やデザイナーは、ニュアンスを汲み取り、修正を進めてくれます。
例えば、映画やゲームの特定のシーンを参考にしたり、画像検索などを利用して、雰囲気に近い写真やイラストを共有する方法もあります。
5W1Hを活用して、より良いデザインに繋げてください。