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Webサイト制作で離脱率を下げる!ユーザーが離脱しない5つのデザインポイント

Webサイト制作でコンバージョンを高めるUI・UXデザインの重要ポイントを解説するイラスト

Webサイト制作において最も重要なのは、「訪れたユーザーが数秒で魅力を感じるかどうか」です。ユーザーはわずか数秒で「見る価値があるか」を判断すると言われており、もしその短時間で「使いにくい」「見づらい」と感じてしまえば、せっかく集客したユーザーも離脱してしまいます。
逆に、快適で分かりやすいデザインを実現できれば、滞在時間やコンバージョン率の向上にもつながります。

本記事では ユーザーが離脱しないサイトを作るための5つのデザインポイント を、実例を交えながらご紹介します。


直感的に操作できるナビゲーション設計(Webデザインの基本)

ユーザーにとって、迷わずに目的の情報へたどり着けるかどうかは大きなストレスの分かれ道です。メニューが複雑すぎると、ユーザーは「探すのが面倒だ」と感じてすぐにサイトを閉じてしまいます。そのため、メインのナビゲーションはできる限りシンプルにまとめることが重要です。

一般的に、グローバルメニューの項目数は5〜7つ程度が最適だとされています。あまり多すぎると情報が分散し、少なすぎるとユーザーが求めているものにすぐアクセスできません。また、サイト内検索機能を備えておくことで、特定の商品や情報を探しているユーザーをスムーズに誘導できます。さらに、現在のページがサイト全体のどこに位置しているかを示すパンくずリストも有効です。こうした工夫によって、ユーザーは迷子にならずに快適にサイトを利用できます。

読みやすさを考えたタイポグラフィとWebデザインの工夫

文章が読みづらいだけで、ユーザーの集中力は途切れてしまいます。

まず、スマホでの本文のフォントサイズは16px以上が望ましく、これより小さいと読みづらさを感じさせてしまいます。さらに、行間は文字の1.5倍程度を目安に余裕を持たせると、文章がぎゅうぎゅうに詰まっている印象を避けられます。記事や説明文が長くなる場合は、適度に見出しを設けたり箇条書きを挟んだりして、視覚的に情報を整理することが大切です。

また、強調したい部分をすべて赤字や下線で装飾すると、逆に読みづらくなり、ユーザーにストレスを与えてしまいます。重要な情報は太字や色の変化を適切に使い分け、視線を自然に誘導するのが効果的です。こうした細やかな工夫が、最後まで読んでもらえる記事やページを作るためのポイントになります。

スマホファーストなレスポンシブデザイン

現在、Webサイトへのアクセスの大半はスマートフォンから行われています。そのため、PC向けのデザインを基準に作るのではなく、まずスマホでの使いやすさを最優先に考える「モバイルファースト」のアプローチが重要です。ユーザーが離脱せずに最後までサイトを閲覧してもらうためには、画面サイズや操作環境に応じて最適化されたデザインが欠かせません。

たとえば、スマホでは指で操作するため、ボタンやリンクは押しやすいサイズと配置を意識する必要があります。フォームや入力欄も、画面いっぱいに広がりすぎず、スクロールやタップの負担を減らすことが求められます。さらに、画像や動画を軽量化して読み込みを高速化することで、ユーザーがページを開いた瞬間にストレスなく情報を受け取れるようにすることも重要です。

このように、スマホファーストで設計されたレスポンシブデザインは、単に見た目を整えるだけでなく、ユーザーが迷わず快適にサイトを利用できる体験を提供することにつながります。その結果、離脱率を下げ、滞在時間やコンバージョン率の向上にも直結するのです。

適切な色彩と視線誘導

色彩設計は見た目の印象を左右するだけでなく、ユーザーの心理や行動にも大きな影響を与えます。特に、どの要素を目立たせたいか、どこに視線を誘導したいかを意識してデザインすることで、自然とユーザーを目的の行動へ導くことができます。

サイトの配色は、ベースカラー・メインカラー・アクセントカラーの3色を基本にまとめるのが一般的です。あまりに多くの色を使うと雑然とした印象になり、ユーザーに余計な負担を与えてしまいます。特にコンバージョンにつながるCTAボタンは、サイト全体の配色の中で目立つアクセントカラーを用い、ユーザーの視線を集める役割を持たせましょう。

また、文字と背景のコントラストを十分に確保することも重要です。淡い色同士の組み合わせはおしゃれに見える一方で、視認性が落ち、結果的に読みづらさを招いてしまいます。さらに、ユーザーの視線の動きには一定の傾向があり、特にF型やZ型と呼ばれるパターンに沿って視線が流れるとされています。この動きを意識して情報を配置すれば、自然に重要な情報へとユーザーを導くことができます。

ページ速度とWebデザインを両立させるコツ

美しいデザインも、表示に時間がかかるとユーザーにストレスを与え、離脱の原因になってしまいます。そのため、ページの読み込み速度はデザインの重要な一部として意識する必要があります。

具体的には、画像や動画は見た目のクオリティを保ちながら圧縮し、軽量な形式(WebPなど)を活用することが有効です。背景画像や装飾要素も必要以上に大きくせず、表示速度を意識して配置することで、デザイン性と快適な閲覧体験を両立できます。また、Lazy Loadの仕組みを取り入れれば、ユーザーがスクロールしたときに画像やアニメーションが読み込まれるため、ページ全体の表示速度を向上させながら、視覚的な演出も損なわずに済みます。

このように、速度の最適化は単なる技術的課題ではなく、ユーザーに美しく快適な体験を提供するためのデザイン戦略の一部です。適切に設計されたデザインは、見た目の美しさだけでなく、ユーザーのストレスを減らし、離脱率の低下にもつながります。

まとめ

ユーザーが離脱しないサイトを作るためには、見た目の美しさだけでなく、直感的に操作できるナビゲーションや、読みやすさを意識したタイポグラフィ、モバイルを前提としたレスポンシブデザイン、心理に働きかける色彩と視線誘導、そして高速なページ読み込みといった工夫が欠かせません。これらをバランスよく取り入れることで、ユーザーにとってストレスのない体験を提供し、「また訪れたい」と思われるサイトを実現できます。

ただし、これらを一度にすべて整えるのは簡単ではありません。デザイン、技術、マーケティングの知見を組み合わせ、サイトの目的に合った最適な形をつくり上げる必要があります。

monomodeでは、ユーザー体験を重視したWebサイト制作・Webデザインを通じて、集客からコンバージョンまで成果につながるサイトづくりをサポートしています。「離脱率を改善したい」「デザインを見直して効果を高めたい」といったお悩みをお持ちでしたら、ぜひお気軽にご相談ください。

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