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ECサイト制作の専門用語を完全解説|構築手法の選び方からセキュリティまで

ECサイト制作の画面イメージ:コードエディタに表示されたプログラムコード

ECサイトの制作を検討し始めると、聞き慣れない専門用語の壁にぶつかることが多々あります。

「最適な構築手法はどれか?」「売上を伸ばすために必要な機能は何か?」を正しく判断するためには、用語の裏側にあるメリット・デメリットを理解しておくことが不可欠です。

本記事では、ECサイト制作における主要な用語を網羅的に解説し、プロジェクトを成功に導くための基礎知識をお届けします。

1. ECサイト構築手法に関する重要用語:土台選びの要

ECサイト制作でまず決めるべきは「どのプラットフォームで構築するか」です。家を建てる際に「マンションを借りるのか」「建売を買うのか」「注文住宅を建てるのか」を選ぶのと同様、これによって初期コスト、保守費用、そして将来の拡張性が大きく変わります。

ASP(Application Service Provider)

クラウド上で提供されるシステムをレンタルして利用する形式です。

  • 代表例:Shopify, BASE, STORES
  • 特徴: 自社でサーバーを用意する必要がなく、ブラウザ上で操作するだけで比較的安価かつスピーディーにショップを開設できます。

  • メリット:システムのアップデートやセキュリティ対策が自動で行われるため、運用の手間が最小限で済みます。

  • デメリット:プラットフォームの仕様に縛られるため、独自性の高いデザインや、特殊な基幹システムとの連携といったカスタマイズには制限があります。

SaaS(Software as a Service)

ASPとほぼ同義で使われますが、より拡張性や外部連携に優れたクラウドサービスを指すことが多いです。近年のEC構築では、この「SaaS型」が世界的な主流となっています。特にShopifyなどは、アプリ(プラグイン)を追加することで、SaaSでありながら高度なカスタマイズを可能にしています。

オープンソース

公開されているプログラム(ソースコード)を自社のサーバーにインストールして構築する手法です。

  • 代表例: EC-CUBE, WordPress
  • メリット:ライセンス料が無料であり、ソースコードを自由に改変できるため、カスタマイズの自由度が非常に高いのが特徴です。
  • デメリット:サーバーの保守管理、バグ改修、セキュリティ対策をすべて自社の責任で行う必要があります。過去には脆弱性を突かれた情報漏洩事件もあったため、高度な専門知識を持つエンジニアの確保が必須です。

パッケージ / フルスクラッチ

  • パッケージ:ECに必要な標準機能がパッケージ化された製品を購入し、それをベースに自社向けにカスタマイズします。中〜大規模サイトでよく選ばれます。
  • フルスクラッチ:既存の枠組みを一切使わず、ゼロから完全にオーダーメイドで作る手法です。圧倒的な自由度があり、独自のビジネスロジックを具現化できますが、開発期間が長く、膨大なコストがかかることも珍しくありません。

2. フロントエンドとユーザー体験(UX)の用語

ユーザーが実際に目にする部分、つまり「買い物のしやすさ」に直結する用語です。

UI(ユーザーインターフェース) / UX(ユーザーエクスペリエンス)

  • UI:サイトのデザイン、ボタンの大きさ、色のコントラスト、フォントの種類など、ユーザーが触れる「接点」のこと。

  • UX:「欲しい商品がすぐに見つかった」「決済がスムーズでストレスがなかった」といった、ユーザーがサイトを通じて得る「体験」そのもの。「UIは手段、UXは結果」と捉えると分かりやすいでしょう。美しいデザイン(UI)であっても、読み込みが遅くてイライラさせるようでは、優れたUXとは言えません。

レスポンシブデザイン

PC、タブレット、スマートフォンなど、画面サイズに合わせてレイアウトを自動調整する手法です。現在のECサイトでは「スマホファースト」が基本であり、必須の仕様と言えます。

カゴ落ち(カート放棄)

ユーザーが商品をカートに入れたものの、購入完了せずにサイトを離脱してしまう現象です。 世界的な統計では、平均して約70%のユーザーがカゴ落ちすると言われています。カゴ落ちの原因は「送料が意外に高かった」「会員登録が面倒」「希望の決済手段がなかった」などが大半です。これを防ぐための施策(EFO:入力フォーム最適化や、カゴ落ちリマインドメールなど)は、広告で新規顧客を呼ぶよりも遥かに投資対効果が高い売上アップの鍵となります。

3. バックエンドと運用管理の用語

効率的な運営を行うために、裏側の仕組みも理解しておきましょう。

CMS(Content Management System)

プログラミングの知識がなくても、ブログ記事の更新や商品情報の登録ができる管理システムのことです。

API連携

「Application Programming Interface」の略で、異なるソフトやサービス同士を繋ぐための窓口です。

  • 在庫連携:ECサイトと実店舗の在庫をリアルタイムで同期する。

  • 物流連携:受注データを作業指示として物流倉庫へ自動送信する。

  • SNS連携:Instagramの投稿から直接商品ページへ誘導する(Shop Now機能)。 このように、APIを効果的に活用することで、二重入力の手間やミスを劇的に減らすことが可能です。

ドメイン / サーバー

  • ドメイン: https://www.example.com」のような、インターネット上の住所。ブランド名を含む独自のドメイン(独自ドメイン)を取得するのが一般的です。

  • サーバー:サイトのデータを保管しておく場所(土地)。ASPやSaaSの場合は月額費用に含まれているため意識する必要は低いですが、自社構築(オープンソース等)の場合は、アクセス集中に耐えられるスペックのサーバーを自前で用意・保守する必要があります。

4. 集客とマーケティングの用語

素晴らしいショップが完成しても、砂漠の真ん中に店を構えるような状態では誰も来ません。「集客」の仕組みを構築段階から組み込む必要があります。

SEO(検索エンジン最適化)

Googleなどの検索結果で、自社サイトを上位に表示させるための施策です。 ECサイトにおけるSEOは、単に「商品名」でヒットさせるだけではありません。「キャンプ 初心者 持ち物」といったユーザーの悩み解決に関連するキーワードでコラムを書き、そこから自社製品へ誘導する「コンテンツSEO」の重要性が高まっています。

リスティング広告

検索結果の広告枠に表示させる手法です。即効性が高い反面、広告費が発生し続けます。

オムニチャネル / OMO

  • オムニチャネル: 実店舗、ECサイト、SNSなど、あらゆる販売経路を統合し、どこでも同じように買い物ができる状態にすること。
  • OMO (Online Merges with Offline): ネットとリアルの境界線をなくし、顧客体験を最大化する考え方。

5. 決済とセキュリティの用語

信頼されるECサイトにするために避けては通れない分野です。

決済ゲートウェイ(決済代行)

クレジットカード、コンビニ払い、キャリア決済、後払い、PayPayなどのコード決済。これら多様な決済手段を、個別のカード会社や銀行と契約することなく、一括で導入・管理するための仲介サービスです。ユーザーの利便性を高めるためには、ターゲット層に合わせた最適な決済手段の選定が求められます。

SSL / TLS

通信を暗号化する技術です。これが入っていないサイト(URLがhttp://から始まるもの)は、ブラウザで「保護されていない通信」という警告が表示されます。これはユーザーに強烈な不信感を与え、離脱の決定打となります。現代のECサイトにおいて、全ページの常時SSL化は「最低限の礼儀」とも言える必須事項です。

まとめ:ECサイト制作を成功させるために

ECサイト制作は、単に「綺麗なサイトを作る」ことが目的ではありません。

  • 自社のビジネス規模と成長予測に合った「構築手法」を選ぶこと

  • ユーザーが迷わず、楽しく買い物ができる「UI/UX」を徹底すること

  • 現場の負担を減らし、スピード感を生む「運用管理(バックエンド)」を整えること

  • 継続的に顧客を呼び込む「マーケティング」の受け皿を作ること

これらをバランスよく進めることで、初めて「利益を生み出すECサイト」が完成します。

しかし、「ShopifyとEC-CUBE、結局うちにはどっちがいいの?」「このカスタマイズにはどれくらいの費用がかかるのが適正か?」といった判断は、日進月歩のIT業界において専門知識がないと非常に困難なものです。

株式会社monomodeでは、ECサイト制作の構想段階から運用後のフォローまで、トータルでサポートしております。
「用語が難しくて何から手をつければいいか分からない」「今のサイトをどう改善すれば売上が上がるか聞いてみたい」といったご相談も、まずはお気軽にお問い合わせください。

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