「そろそろ自社のWebサイトを作りたいけど、何から始めればいいのかわからない…」そんな悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。特にWebの専門知識が少ない場合、専門用語や制作の流れを聞いただけで、少し尻込みしてしまうかもしれません。
しかし、Webサイト制作は決して難しいものではありません。
流れを理解し、ポイントを押さえて進めれば、誰でも効率的に成果の出せるサイトを作ることができます。この記事では、初心者の方でも理解しやすいように、Webサイト制作の基本的な流れを5つのステップで解説します。
また、制作中のチェックポイントや、完成後の運用までしっかりサポートする弊社の取り組みも紹介しますので、これからWebサイト制作を考えている方のご参考になれば幸いです。
目次
Webサイト制作の全体像と流れ
では、まずはWebサイト制作の全体像から見ていきましょう。
Webサイト制作は大きく分けて、以下のステップに沿って進められます。

この流れを理解しておくと、「次に何をすればよいか」が見え、安心して制作に臨むことができます。
特に初心者の方は、「いきなりデザインや文章を書く」よりも、まずは全体像をざっくり把握することが大切です。
monomodeでは、この流れに沿って、お客様と一緒に丁寧に進めることを心がけています。公開後も運用まで伴走し、サイトが長く活用されるようサポートしています。
ステップ1:ヒアリング・要件定義(Webサイト制作の計画)
では、最初にあるWebサイト制作で最も重要な段階が「ヒアリング・要件定義(プランニング)」です。
ここをしっかり固めることで、その後のデザインや制作がスムーズになり、完成度の高いサイトを作ることができます。初心者の方でも、焦らず順番に進めれば大丈夫です。
●目的・ゴールを決める
まずは「このサイトで何を達成したいのか」を明確にしましょう。目標があいまいだと、ページ構成や文章、デザインもブレてしまいます。
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商品やサービスの認知度を高めたい
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お問い合わせや資料請求を増やしたい
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ブランドイメージを伝えたい
目標を言語化すると、必要な情報やページ構成が自然に決まります。
例えば「問い合わせ数を増やす」のが目的であれば、問い合わせボタンを目立たせたり、文章で安心感を出す工夫が必要です。
●誰に届けたいか(ターゲット設定)
次にターゲットを設定します。ターゲット設定とは「どんな人にサイトを見てもらうか」を決めることです。
年齢、性別、職業、趣味や関心ごとなどを整理すると、文章やデザインの方向性が明確になります。
例えば、40代女性向けの健康食品サイトなら、文章は柔らかく親しみやすく、色やフォントも安心感を重視します。逆に若年層向けのサービスであれば、ポップな色や動きのあるデザインが効果的です。ターゲットを意識することで、デザインや訴求方法が変わり、サイトの成果に直結します。
monomodeでは「ヒアリング・要件定義(プランニング)」にも力を入れています。「訴求ポイントの選定」や「競合調査」などを丁寧に行うことで、“どんなサイトにすべきか”という戦略をしっかり固めたうえで取り組めるのが特徴です。
この調査を行うことで、制作中の手戻りを最小限に抑え、完成後に成果を出しやすいサイト作りが可能になります。
調査内容は図や表にしてわかりやすく整理し、お打ち合わせの中で認識のズレがないか一つずつ確認しながら進めますので、Webが初めての方でもご安心ください。もし不明点や気になる点があれば、いつでも気軽にご相談いただけます。
ステップ2:デザイン制作(見た目と情報整理の設計)
ヒアリング・要件定義(プランニング)を通してサイトの目的や方向性が固まったら、いよいよ実際に“形”へと落とし込んでいく工程に入ります。
ここからは、見た目のデザインを作るだけでなく、『使いやすいか』『情報が伝わりやすいか』といった点を考えながら進めていくのが特徴です。デザインと制作は専門的な作業も多い工程ですが、流れを知っておくと全体のイメージがつかみやすく、完成までのステップが明確になります。
●ワイヤーフレーム作成:情報を整理し、使いやすさを決める工程
では、デザインに入る前にWebサイトにどのような情報をどのように載せていくのかを考えていきます。
その際に作成するのがワイヤーフレームです。ワイヤーフレームとは、ページのレイアウトを示すモノクロの設計図です。
文字の配置、画像の位置、ボタンの導線などを簡易的にまとめたもので、実際のデザインはワイヤーフレームが確定してから制作していき、あくまで情報の整理の枠組みとなります。
ユーザーが迷わず目的の情報に辿りつけるかどうかは、この時点でほぼ決まります。

引用:https://www.xserver.ne.jp/bizhp/homepage-wire-frame/
ワイヤーフレームで決める主な内容
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どの位置にどの情報を置くか
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ユーザーがどの順番で情報を読むか
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スマホとPCそれぞれでの見え方の違い
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CTA(お問い合わせ・資料請求など)の配置
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余白、段組み、視線の流れ
特に、「文字が詰まりすぎている」「どこを読めば良いか分からない」などのストレスは離脱の原因になるため、情報量の整理と視線誘導を意識したワイヤー設計が重要です。
monomodeでは、ヒアリング・要件定義(プランニング)の段階で行った調査内容(訴求ポイント、競合の傾向など)を踏まえながら、ワイヤーフレームの段階で「どの情報をどれだけ強調すべきか」「どの順番で理解してもらうか」を調整しています。
●デザイン制作:ブランドの印象を決める重要工程
ワイヤーフレームによって情報の配置が固まったら、次はデザイン制作に移ります。
ここで初めて色・写真・フォント・アイコンなどの“ビジュアル”を整えていきます。
デザインは単に美しいだけでは不十分で、「どのように見られたいか」「どんな印象を与えたいか」を明確に表現する必要があります。
デザイン制作で大切にしていること
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企業やサービスの“らしさ”が伝わる世界観
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読みやすく、視認性が高いフォント・配色
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スマホの見やすさ(特にタップしやすいサイズ)
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使いやすさ(更新しやすい構成やCMS設計など)
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SEO観点からの情報整理やテキスト量のバランス
弊社では、競合分析で抽出した「他社との違い」や「勝てるポイント」を、デザインにも反映させるようにしています。
デザインは一見感覚的な作業に思われがちですが、「調査 → 設計 → デザイン」の流れを踏むことで、根拠のあるデザインが作れるのです。
また、デザイン提出時には「なぜこのようなデザインにしたのか」という理由もセットで説明するため、専門知識が少ない方でもご納得いただけるように取り組んでおります。
ステップ3:コーディング・CMS構築(Webサイトを形にする)
コーディング・CMS構築:デザインを実際のWebページに変換する
デザインが固まったら、ようやく「Webサイトとして動く形」にする工程です。
ここでは、HTMLやCSS、JavaScriptといったWebの技術を使って、作ったデザインをブラウザ上で再現します。

引用:https://it-biz.online/web-design/html-css-javascript/
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HTML:文章や画像の配置など、ページの骨組みを作ります。建物でいう柱や壁のようなものです。
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CSS:文字の大きさや色、画像の配置など見た目を整えます。建物でいうと壁紙や床の色、照明などの装飾にあたります。
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JavaScript:クリックやスクロールで動く機能を追加します。建物でいうと扉の開閉や照明のスイッチのような仕掛けです。
さらに、CMS(WordPressなど)を導入することで、専門知識がなくても記事や画像、ページの更新ができる仕組みを組み込むことができます。
たとえると、HTML/CSS/JavaScriptで作ったWebサイトは「完成した建物」ですが、CMSを入れると「誰でも家具や内装を自由に入れ替えられる家」のような状態になります。
これにより、公開後も簡単に情報を更新でき、常に最新のサイトを維持できます。
コーディングで行う主な作業
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デザインを正確にWeb上で再現
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スマホ・タブレットなど全端末での最適化
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表示速度の調整(SEO上とても重要)
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セキュリティ対策
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お問い合わせフォームなどの機能追加
CMSを使うことで、専門知識がなくても記事やお知らせを更新できるようになります。
monomodeの場合、「更新する人のレベル」や「現場の体制」に合わせて、難しくなりすぎない管理画面や構造を意識して構築しています。
ここまでで、Webサイトがどのように設計され、どのように形になっていくかをイメージできたのではないでしょうか。
次では、いよいよ完成したサイトをチェックし、公開に向けて最終調整を行う「テスト・公開」の工程について解説します。
ステップ4:テスト・修正(Webサイトの品質チェック)
制作が終わったら、すぐに公開せず、必ずテストを行います。
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表示崩れやリンク切れの確認
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スマホ・タブレットでの表示確認
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SEOの基本チェック(タイトル、見出し、メタ情報)
特にSEOチェックは重要です。検索エンジンで上位に表示されるかどうかは、ページタイトルや見出し、文章の書き方で大きく変わります。
公開後も、問題があればすぐ修正できる体制があると安心です。monomodeでは公開後も伴走し、サイトをより良く育てるサポートを行っています。例えば、リンク切れのチェックや画像差し替え、軽微なデザイン調整なども対応可能です。
ステップ5:運用・改善(長く成果を出せるWebサイト作り)
Webサイトは公開して終わりではありません。公開後の運用と改善こそが、成果につながる重要なステップです。
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アクセス解析でユーザーの行動を確認
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反応の良いコンテンツを増やす
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古くなった情報の更新や改善
monomodeでは、公開後もお客様と一緒にPDCAサイクルを回しながらサイトを育てています。
具体例:
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「お問い合わせページにアクセスはあるが、送信が少ない」→ボタン位置や文章を改善
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「ブログ記事の閲覧数が少ない」→タイトルや見出しを改善、内部リンクで回遊性を高める
運用のコツは「小さな改善を積み重ねること」。特に初心者の方でも、日々のアクセスデータを見ながら少しずつ改善していくことで、大きな成果につながります。
まとめ
Webサイト制作は「プランニング→デザイン→コーディング→テスト→運用」というステップで進めることで、初心者でも効率的に成果の出せるサイトを作ることができます。
制作前のヒアリングや要件定義、運用まで見据えた設計が、成功のカギです。
monomodeでは、公開後の運用・改善まで伴走し、成果につながるWebサイト作りをサポートしています。
自社に合ったWebサイト制作や制作の流れについて詳しく知りたい方は、まずはお気軽にお問い合わせください。
